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シャフト

 シャフトはボールを飛ばす上で大事な役割を担っています。自分に合ったシャフトで最適な飛距離を出しましょう!

【ルール上の規定など】
・シャフト自体の長さには規定はありませんが、クラブ全体の長さは18インチ(0.457m)以上で48インチ(1.219m)以下(パター以外)と決まっています。
・シャフトの曲がり具合はどの方向でも同じでなければいけません。

※シャフトの曲がり具合「シャフトスパイン」について
 シャフトスパインとは、方向によってシャフトの曲がり具合が異なるなかで、もっとも硬い向きのことをさします。規則では、シャフトの曲がり具合はどの方向も同じでなければならない、となっているのですが、製造上の問題でそれは不可能とされており、実際はシャフトそれぞれにスパイン(背骨の意味)があるのです。しかし、メーカー側がそれを表示しては規則違反となるので、シャフトにプリントされたロゴなどはスパインとは全く関係なくバラバラな位置にあるのが普通です。ショットの再現性が高いプロゴルファークラスになるとシャフトスパインを揃えたりするものですが、アマチュアゴルファーにとってはさほど気にする必要のあるものではありません。


【シャフトの性能に関すること】
フレックス
トルク
キックポイント


【シャフトQ&A どのようなシャフトが自分に合っているか考えてみましょう】

Q:どのくらいのヘッドスピードにどのフレックスのシャフトが合っているのでしょうか?
A:これは決まりはありませんが、おおよその目安としては、30m/s前後なら「L」、35m/s前後なら「A」、40m/s前後なら「R」、45m/s前後なら「S」、50m/s前後なら「X」といったところでしょう。ただし、これはヘッドスピードだけでみた場合です。同じヘッドスピードでもスイングテンポが速い人は硬めのシャフトが合います。またシャフトフレックスはメーカーやブランドによってもその基準が異なりますし、US仕様の物に関しては日本仕様のものより同じ表示でも遥かに硬くなっています。

Q:トルクもヘッドスピードが速いと硬い(小さい)方が良い?
A:一般的にはヘッドスピードが速い人ほどトルクの小さいものを選んだ方が良いということが言えます。トルクはフェースの開閉に関わることで、小さければプレーヤーのフェースの開閉がダイレクトに伝わりやすいし、大きければいわゆる「遊び」となり、ミスを軽減してくれる効果があります。

Q:アイアンのシャフトはスチールとカーボンでどう違う?
A:カーボンシャフトはスチールシャフトに比べ軽く作ることが出来、飛距離が出せるメリットがあります。そのためシニアや女性ゴルファーには向いているでしょう。スチールシャフトはカーボンシャフトに比べ飛距離が落ちますが、方向性が安定します。また、カーボンシャフトに比べると遥かに安価です。

Q:ヘッドとシャフトの相性みたいなものはありますか?
A:ヘッドとシャフトを組み合わせたものと、それを使うプレーヤーのスイングとの相性はあります。同じシャフトでもヘッドが異なるとその性質が変わってくるからです。例えば、ヘッド重量が重たいものを使うと、シャフトのしなりは大きくなりフレックス「S」のシャフトが「R」並にしなることもあります。また、ヘッドの重心角が大きいとねじれ方向にかかる力も大きくなるのでトルクが小さくてもねじれやすくなります。これについてはプレーヤーのスイングタイプやスイングテンポ、またヘッドスピードにより合う合わないが色々ありますので、ショップで試打するなどして最適なクラブを見つけるしかありません。ただし、スイングがバラバラな人、スイング改造を行っている人は、ある程度スイングが固まってからクラブ選びをした方が良いでしょう。