Q：池の外で紛失した可能性があるので暫定球をプレーし、最初の球がプレー不可能な状況で見つかった場合 2015.08.21
先日のラウンドで同伴競技者の第2打が池の方に行きましたが、樹木に当たって戻っている可能性もありました。そこの池はラテラルウォーターハザードでしたが、入ったと思われる場所から2クラブからのプレーおよび後方線上からのプレーは困難なことは初めからわかっていました。そこで、打った場所からのプレーが最適と思われますが、暫定球は「球がOBや紛失の恐れがある場合」となっていますが問題ないでしょうか？ また、紛失球の恐れがあると宣言して、暫定球を打って、ボールの状況しだいでアンプレまたはウォーターハザードの処置として問題ないでしょうか？（プライベートでは時間節約で行うことがあるかと思いますが公式にはどうなのでしょうか？）
回答
ご質問ありがとうございます！
まず、ウオーターハザードの外で紛失した可能性がある状況ですので暫定球を打つことができます。その後、最初の球を探しに行ったところインプレーで見つかったのなら、暫定球は放棄しなければなりません。ご質問内容にあるように最初の球がウオーターハザード内で見つかり、最後に横切った箇所から2クラブレングスの範囲やホールとの後方延長線上にドロップしてプレーすることが困難で、元の場所からプレーする処置を選択するのであれば、第2打地点に戻って打ち直す必要があります。暫定球は最初の球がインプレーで見つかった瞬間に放棄しなければならないものであり、暫定球をウオーターハザードやアンプレヤブルの処置の打ち直しの代用としてプレーすることはできません。もし、このような代用が許されるのなら、プレーヤーは最初の球の状況を見た後にどちらか有利な方を選んでプレーすることができてしまいます。そのようなことがないよう、規則27-2では、暫定球がインプレーの球となる場合や暫定球を放棄すべき場合について明確に定めています。