Q:ボビージョーンズのゴルフの精神 2015.05.19

ボビージョーンズの有名な話について気になってしまったのですが、「1925年に行われた全米オープンの第1ラウンドでのこと、あるパー4でティーショットをラフに打ち込んだジョーンズは、そこからグリーンに乗せて2パットでホールアウト。そこにいた誰もがそのホールのスコアはパーの4だと思ったところ、「アドレスしたとき、ほんの少しボールが動いてしまったので、私のスコアは5です」とラウンド後に自己申告」などと書かれていますが、ボールが動いてしまったとすると、リプレースせずにそのままプレーした場合は誤所からのプレーとなり2罰打付加して6打としなくてはならないのではないでしょうか? そうであれば過少申告で失格となると思いますが。当時のルールは違ったのでしょうか。あるいは委員会が違反があったことを認めずに過大申告として処理したのでしょうか?
おわかりになるようであれば教えてください。

山口さん

回答
ご質問ありがとうございます!
調べてみたのですが、1925年当時のゴルフルールの中で、アドレス後に球が動いた場合は(現在のルール同様)1打罰を受けることは分かりましたが、それをリプレースしなかった場合の罰について、どのように定められていたかは確認できませんでした。お役に立てず申し訳ございません。それにしても、フェアにプレーするボビージョーンズの精神は多くのゴルファーの方が見習うべきですね。
ちなみに現在の規則でどのようになるかは以下にいくつか例を挙げてみます。
1.アドレス後でスイングを開始していない時に球が傾斜によって動いた場合
 →1打罰でリプレース(リプレースしなければ2打罰)
2.アドレス後でスイングを開始していない時に球が局外者や風や水など、明らかにプレーヤー以外の人や物などが原因で動いた場合
 →罰はなく球はそのままプレー
3.アドレス後でスイングを開始した後に球が傾斜によって動きそのまま球を打った場合
 →1打罰で球はそのままプレー
4.アドレス後でスイングを開始した後に球が局外者や風や水など、明らかにプレーヤー以外の人や物などが原因で動き、そのまま球を打った場合
 →罰はなく球はそのままプレー
アドレス後に球が動いた場合、その原因が局外者、または風や水などといった明らかにプレーヤー以外のものが原因の場合はプレーヤーに罰は無く、局外者が動かした場合はリプレース、風や水など(局外者ではない)が動かした場合はそのままプレーすることになります。パターンを挙げていると紛らわしくなってきますが、当てはまる規則は規則18-2bだけですので確認してみて下さい。

Mr.golfbaka