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後方線上の救済

後方線上の救済

後方線上の救済は、2019年の改正で、後方線上に基点を決めそこからホールに近づかない1クラブレングス内が救済エリアとなり、そこにドロップするという規則になっていました。この2019規則では、基点を決めないでドロップした場合は球が最初に落ちた場所とホールまでの距離が同じ後方線上が自動的に基点となる、としていたため少しでも球が前に転がれば救済エリアを出たことになり、実質問題としてこの事に気付かずに誤所からのプレーをしていたゴルファーが世界中に星の数ほどいたことが推測されます。
2023年規則では、2018年までの規則と同じように後方線上にドロップすることになりました。そして球が落ちた箇所から1クラブレングス以内が救済エリアとなり、その中に止まれば正しく処置したものとなります。1クラブレングスの救済エリアは落ちた箇所より前方も含むので基本的に円形となりますが、後方線を決める基点(ペナルティエリアの縁を最後に横切った場所、アンプレヤブルの場合は元の球の場所)よりホールに近い場所は含まれません。

後方線上に正しくドロップしなかった場合は、誤った方法でドロップした扱いとなります(規則14.3b)。つまり、膝の高さからドロップしなかった場合やプレーヤー以外の人がドロップした場合と同じ扱いで、回数制限のないドロップのやり直しが求められます。

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