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規則4

4.1はゴルフをする上で最も大事な用具「クラブ」について定めています。当然のことながらクラブは規則に適合しているものでなければなりません。ここで言う規則とは「用具規則」のことです。これはR&Aのホームページで閲覧可能で、例えば、全長の制限やヘッドの大きさや形状、反発係数、溝に関する規定、シャフトの形状や取り付け箇所、グリップの形状等々などなどなど、多岐にわたって規定されています。大手メーカーのもので「ルール適合外」みたいな表示がなければ大抵はルール適合のものですが、グリップに何か巻いたり、ヘッドにステッカーを貼ったりすると違反となる場合がありますので、気になる方は用具規則(こちらから)をチェックすべきでしょう。
また、4.1ではクラブが損傷した場合の扱いについて定めており、2019年の改正で以前とは異なり、基本的に損傷したクラブは取り替えができないよう定められました。また、ラウンド中に性能を変更することは認められませんが、そのクラブを使用しなかった場合、罰は無くなりました。クラブが14本以内と定めているのもこの規則です。

【損傷クラブの扱い】

・そのまま使う

・修理する(ただし同じパーツで、遅れないことが条件)

・取り替えは原則不可(プレーヤーやキャディ以外が損傷の原因なら可)

【ラウンド中に性能を変更してしまった(調節機能)】

・使わない → 罰無し

・使う前に全く同じに戻した → 罰無し

・使ってしまった → 失格

4.2は球についての規則です。球は適合球を使わなければなりません。最近の球は昔の球のようにストロークで割れることは滅多にないらしいですが、万が一、ストロークで割れた場合、そのストロークは取り消し、再プレーしなければなりません。球が切れたり、ひびが入っている場合、取り替えることが認められます。2018年まではマーカーか同伴競技者(2019年からは他のプレーヤーと呼ぶ)の確認が必要でしたが、その必要はなくなりました。もし、グリーンやティーイングエリア以外の場所でインプレーの球が切れたりひびが入っているかもしれないと思う場合、マークして拾い上げ(拭いてはいけない)、確認することができます。そして切れたりひびが入っていれば取り替えることができます。本当に切れたりひびが入っているかの真偽はプレーヤーの誠実さに委ねられます。

4.3ではクラブと球以外の用具について定めています。距離計測器が原則として使用可能となることを定めているのもこの規則です。何が認められて何が認められないのか、は規則書に例として載っているので規則書またはJGAホームページをご覧ください。単純に”ある物”が使用して良いか悪いか、だけではなく、普通の用具でも異常な方法で使用してストロークすることは認めていません。例えば、ゴルフ練習器具はその物自体が使用するだけで違反となりますが、ハンドタオルを普通に使用するだけなら問題ありません。ところが、そのハンドタオルを脇に挟んで脇が開かない目的で使用してストロークすると違反になる、ということです。罰は旧規則より軽減され1回目が一般の罰(マッチプレーは負け、ストロークプレーは2罰打)、2回目が失格となります。

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