rockpine

Q&Aバンカーの壁にくい込んだ球

いつも勉強させて頂いています。
バンカーの壁に埋まった球の処置についてお尋ねします。
バンカーの壁はバンカー外と認識していますが、ゼネラルエリアとしての処置を適応できるでしょうか? エリアは下方にも延びると認識していますので、バンカー外であれば無罰でエンべデッドボールの規則に基づきゼネラルエリアにドロップすることが出来ると思いますが、ご教示ください。
boncrajuさん
ご質問ありがとうございます!
バンカーの壁は砂がなく地面の断面であればジェネラルエリアですので、そこに球が埋まった場合、ジェネラルエリアの球として規則16.3の救済の対象となります。この規則については、2023年の規則の中で基点について「ジェネラルエリアで」が付け加えられて『ジェネラルエリアで球が地面にくい込んでいる場所の直後の箇所』となりました。これにより、例えばペナルティエリアやOBぎりぎりの場所で球が埋もれていて球の直後の場所がジェネラルエリアでない場合、少し離れた場所が基点となることもあり得ることを詳説16.3b/1の中で言及しています。また、その詳説16.3b/1では『バンカーのすぐ上のへりや壁に球がくい込んだ場合も適用となる』と記述されています。これにより、2022年までと2023年からでは、バンカーの壁に球が埋もれた場合、球の場所によっては救済エリアが異なることがあり、また、2022年までは救済エリアが無い可能性もあったのに対し、2023年からは救済エリアは必ず存在するように変更された、と捉えて良いと思います。
ただ私が疑問に思っている点もありまして、ゴルフ規則でクラブレングスなど距離を測るときは地面に沿って測る、という点に関してです。地面にくい込んだ球の「直後」を測る場合も地面に沿って測るものと思っていましたので、例えば90度の壁に球が埋もれたら球のすぐ下の壁の部分が直後になると考えていました。そうすると、2023年の規則でも壁に埋もれた球の直後の箇所は壁になる(球が壁の最も低い部分にある場合は別)、と思うのですが詳説の内容では、そうではなく壁ではない場所が基点となり救済を受けることができるという印象を受けますし、おそらくそのような事を意図しての詳説かと思われます。今回の詳説の内容から察するに、この規則で言うところの「直後」は、ホールの方向に対しての球の直後と捉えるべきなのかと思いました。
いずれにしても、バンカーの壁にくい込んだ球は基本的には救済を受けてプレーできるようになった、ということでしょう。
2023.04.02回答 Mr.golfbaka
訂正 4.22
確認をとったところ、「球の直後の箇所」は、やはり今まで考えていた通り、地面に沿って考えた上での直後ということが分かりました。上記の4/2の回答内で、ホールの方向に対して直後の場所と考えるのではないか、といった内容がありますが、そうではなく地面に沿って球の直後になりますので、垂直のバンカーの壁(バンカー内ではない)に球がくい込んだら、その真下が砂でなく壁なら、そこが基点となります。よって、バンカーの壁にくい込んだ球に関しては、基点から1クラブレングス内にドロップできるジェネラルエリアがない場合もあり、救済が受けられない場合もある、ということになります。
オフィシャルガイド内で『バンカーのすぐ上のへりや壁に球がくい込んだ場合も適用となる』という一文から、バンカーのへりや壁にくい込んだ球は救済可能という印象を受けていましたが、あくまでも『バンカー(砂)』のすぐ上にある場合という意味であった、ということでした。
最後の一文『バンカーの壁にくい込んだ球は基本的には救済を受けてプレーできるようになった』というのは取り消しでお願い致します。
2023.04.22訂正 Mr.golfbaka
ページトップへ戻る