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Q&A規則19.2について

規則19.2について質問です。
・元の球が見つからなかったり、確認できなかったとしても、プレーヤーは規則19.2aに基づいてストロークと距離の救済を受けることができる。とありますが具体的にどのような状況が想定されますでしょうか? 例えばセカンドショットが目の前の木の上に明らかにのったが、ボールは確認出来ない場合もアンプレヤブルとして救済を受けることが出来るのでしょうか?
よろしくお願い致します。
chanchanさん
ご質問ありがとうございます!
まず、ゴルフ規則には「ストロークと距離の救済」(規則18.1)というのがあります。1罰打で前回プレーした場所からプレーし直す規則ですが、OBやロストで打ち直す際の規則として認識している方が多いと思います。しかし、実はこの規則、プレーヤーはいつでも取ることができることになっています。実際の競技ではこんな人はまずいませんが、例えば打ったショットが気に入らなかったから、もう一回打ち直す、ということも規則的には認められています。
そしてアンプレヤブルの処置についてですが、選択肢は3つです。
A、ストロークと距離の救済
B、後方線上の救済
C、ラテラル救済(ホールに近づかない2クラブ)
これらの内、BとCは球の場所が必要です。後方線上の救済ではホールと球を結んだ後方線上に基点を決めてそこから1クラブの救済エリアにドロップ、ラテラル救済は球の場所からホールに近づかない2クラブの範囲にドロップ、となるので、球が確認できなければその処置を取ることができないわけです。しかし、Aのストロークと距離の救済は前回プレーした場所が基点となるので球の場所が分からなくてもその処置が取れます。

実際にこの規則を使いそうな例としては、ティーショットでOBではない崖下に球を落としてしまい、球が見つかっても上げるのが困難と分かっている場合です。ストロークと距離の救済を使って3打目でティーショットを打つことになります。
ご質問のような状況(木の上にのった場合)でも、もちろんアンプレの選択肢としてストロークとの距離の救済をとることはできますが、結果的にはロストボールで打ち直しと同じことになります。
2022.07.03回答 Mr.golfbaka
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