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Q&Aティーショットの時に目標のために砂を撒く

先日クラブ競技で同伴者がティーショットの際目標確認にティーグランド横にある目土用の砂を薄く撒いてボールをティーアップしティーショットをしていました。ティーグランドではボールの後ろを踏みつけて均しても良いので砂は自然物なのでそのような行為も良いのでしょうか? もし良いなら落ちている葉っぱをボールの後ろに置いてティーショットしても自然物なので良いことになるような気がしますがどうですか?
ゴルフ親父さん
ご質問ありがとうございます!
ティーイングエリアは、その地面を変えることは認められています。ディボット跡がスタンスにかかるなら、そこに目土をしても良いですし、気になる凸凹があるのならクラブで叩いて平らにすることもできます(規則8.1b(8))。この規則の背景には、『ティーショットはある程度整備された場所から打つことができる』といった考え方があるものと思いますが、ご質問のようにプレーの線を示すことはこの規則とは関係ありません。プレーの線を示すため、あるいはスタンスの目安のために砂を撒いた場合、規則10.2b(1)か(3)が該当することになります。規則10.2b(1)ではプレーの線を示すために『物』を置いた場合、ストローク前に取り除かなければならず、そのままプレーした場合は罰を受けます(砂の場合は綺麗には取り除けない可能性がありますので罰を受ける可能性が高いことになります)。また、スタンスの目安とした場合は『物』を置いた時点で罰を受けます。
砂が『物』であるか? という疑問も生じそうですが、ゴルフ用語の定義に『物』というのは無いので、規則の目的から考えると、人工物も自然物も全ての物が対象と考えるべきかと思います。そうでなければ、クラブを置いてスタンスの方向を示すと罰を受けるのに、砂を撒いてスタンスの方向を示しても罰を受けない、というおかしなことになってしまうからです。
2022.06.25回答 Mr.golfbaka
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