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Q&A救済が繰り返しとなる場合について

12月14日の『カート道と修理地の救済が繰り返しとなる』に関する確認です。
規則16.1/3では、プレーヤーが各状態による障害から続けて救済を受けたときに、どうしても救済を受ける前の状態に戻ってしまう状況を除いて、プレーヤーは1回の処置で、両方の状態からの統合した完全な救済のニヤレストポイントによって決められた単独の救済エリアに球をドロップすることで、同時に2つの状態からの救済を受けることはできない。となっています。”状態”とは最初に救済を受けようとした状態のことではなく場所まで特定しているのであれば、全く同じ場所に戻ることなど有り得ないことであり、有り得ないことを規則にすることに何の意味があるのか分からないように思えてなりません。修理地と道路からの救済を受けようとするとき、最初に修理地からの救済を受け、次に道路の救済を受ける際にニアレスポイントが斜面のため修理地に戻ってきてしまうようなケースを元の状態に戻ると考えることの方が合理的であるように思うですが、あくまで元の場所ということでしょうか。その場合、元の場所の誤差はどの程度でしょうか。
リプレースやドロップした際の最初の着地点などでいう元の場所は誤差を含んでいないように思うので、その意味でも元の場所というのは疑問があります。
nispaさん
ご質問ありがとうございます!
もちろん、寸分違わず元の場所ということはあり得ませんので、例えばドロップする場所に20cmくらいの窪みがあり、ドロップすると必ずそこに行ってしまう、という場合も16.1/3末段の解釈に当てはまる可能性もあると思います。ただ、修理地とカート道があり、修理地の救済を受けた後にカート道の障害があり、カート道の救済を受けると元の修理地の障害がある、という状況だけでは16.1/3には当てはまらない、ということです。例えば、修理地の救済とカート道の救済を受け、修理地に戻って来たとしても、最初の球の位置から何mか離れている場合もあるでしょう。次に修理地からの救済を受ければカート道からの障害がない場所に行くかもしれません。その場合は16.1/3の末段の内容には該当しない、と考えます。
もちろん、ドロップは救済エリアの中であればプレーヤーは好きな場所を選べるので、ライなどを考慮した結果のドロップが同じような場所に行く可能性もあり、その場合は一度に2つの障害を考慮して救済を受けることができる、ということになってくるとも思います。
「場所」を特定の場所、「状態」を障害と考えるとnispaさんのおっしゃりたいことも分かりますが、障害を「場所」と表現することもできますので、これらの言葉の意味は広義に捉えて良いと思います。用語の定義にある言葉はそうはいきませんが。
もし修理地からの救済→カート道からの救済→修理地が障害となる、というだけで良いのなら、日本語訳で「どうしても」(essentially)という言葉をわざわざ使う必要はないでしょう。この解釈は旧裁定集にもありましたが、1回の救済で2つの障害からの救済を受けるしかない状況を想定してのものです。たとえ救済を受けた結果、元の障害のある場所だとしても場所が大幅にずれていけば、ほとんどの場合その必要(1回の救済で2つの障害からの救済を受ける)はない、ということになります
2021.12.23回答 Mr.golfbaka
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