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Q&A背中を枝に押し付けてプレー

打ったボールが、ジェネラルエリアにある山つつじの株の40cmほどの際にあります。株からは何本もの細い枝が出ています。ボールを打つ姿勢を確保するために、枝のしなりを利用して、背中を枝群に押し付けてボールを打ちます。ボールを打った後、枝群は完全にもとにもどり、見た目の後遺症は残りません。このような打ち方はルール違反になるでしょうか。
斎藤栄樹さん
ご質問ありがとうございます!
木の枝の下や中に入っていきプレーする場合、必要最低限の行動でスタンスを取ってプレーしたのであれば、罰はありません。規則では「フェアにスタンスをとる」といった表現をしています。プレーヤーは普段の良いライでプレーする時のようなスイングは保証されてはいないものの、その状況で取れる必要最低限の行動でスタンスを取った結果、改善があっても罰はない、という考えです。例えば、藪の中にある球を打つ時、その場所まで行く間にできる限り慎重に行ったとしても若干はスイング区域などの状況を変える場合もあるかもしれませんが、そこに行くのに必要以上のことをしていなければ罰はない、というわけです。もし、必要以上に手でスイング区域やプレーの線にかかる場所を広範囲に渡って振り払っていけば規則8.1の違反となります。ご質問のケースが違反となるかどうかは実際の詳しい状況が分からないので何とも言えませんが、もし、そのようにしなくてもプレーできる状況であるにもかかわらず枝を背中で押し付けることでプレーに影響する枝を曲げる意図があったのなら(例えばスイング区域の邪魔になる枝を曲げる)罰を受けることになります。単純に体の位置に枝がありスタンスを取る際に曲げることになっただけなら罰はありません。プレーした後に枝が元に戻ったかどうかは、今回の件については関係ありません。
枝が元に戻るかどうかが関係するのは次のような場合です。例えばスイング区域にある邪魔な枝を(そうする必要はないのに)無理やり体で押し退けて(枝は折れずに曲がっただけ)スタンスを取ってプレーしようとしたところ、同伴者にそれは違反だと指摘され、退いたら元に戻った、という場合は規則8.1cで定めているように罰はありません。
2021.12.23回答 Mr.golfbaka
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