rockpine

Q&A暫定球をプレーした後、ペナルティエリアに球が入った可能性がある

右側約200y先に池が有り、その手前約50yが小高い丘でプッシュが茂った赤杭エリアになったホールで一打目ティーショットを池方向へ打ってしまい、ボールの落下点が確認出来なかったのでロストの可能性も有ると思い暫定球宣言して暫定球を打ちました。その球は210y付近のフェアウェイにあったので一打目を探しましたが見つからず暫定球をインプレー球とすることを伝えてホールアウトしレッドペナルティエリアの救済で1ペナだと思いスコア申告したら同伴競技者から ペナルティエリアにボールを確認できないから2ペナだよって言われ その後も2ホールで同じような事があり全て2ペナ処理しました。
ペナルティエリアでのロストの場合のルールを正しく教えて下さい。
風乗りさん
ご質問ありがとうございます!
まず、ペナルティエリアの救済であれば暫定球はプレーすることはできません。また、ペナルティエリアにボールを確認できないから2ペナということもありません(最初の1ストローク+1罰打で2打という意味かもしれませんが)。
ご質問の状況を流れに沿って考えてみますと、まず最初にロストの可能性があるから暫定球をプレーした、というのは問題ありませんが、厳密には「ペナルティエリアの外でロストの可能性があるから」ということになります。もし、ペナルティエリア内で紛失の可能性がある、ということだけで別の球をプレーしたのなら、それはたとえ暫定球宣言しても暫定球としては認められず、プレーした瞬間に即インプレー(最初の球はもはやプレできなくなる)となります。
次に重要なのが、球が見つからなかったとのことですが、その球がペナルティエリアで見つからないのか、それともペナルティエリアの外で見つからない可能性もあるのか、ここを明確する必要があります。球筋や球の行った周辺の地形など、考慮できるものは全て考慮した上で、「球がペナルティエリアに入った」ことが95%以上と考えられるのなら、球はペナルティエリアに入ったものとして扱います。その可能性が95%未満で捜索時間内に球が見つからなければ、最初の球はペナルティエリアの外で紛失したものとして扱います。
そしてここで(2つ前のご質問でも触れているのですが)「暫定球がインプレーとなる場合」と「暫定球を放棄しなければならない場合」を見てみます。

【暫定球がインプレーとなる場合】(最初の球はもはやプレーできなくなる)
・最初の球がOB、または捜索時間内に見つからない
・暫定球を『最初の球があると思われる場所』よりホールに近い場所からプレー

【暫定球を放棄しなければならない場合】(暫定球はもはやプレーできなくなる)
・最初の球がコース内で捜索時間内に見つかった
・最初の球がペナルティエリアに入ったことが分かる、またはほぼ確実となる

ご質問のケースで、球がペナルティエリア内にあることが95%以上であった場合、暫定球は放棄しなければならないので、暫定球をプレーしたことについて誤球の罰を受けることになります。その場合、次のホールのプレーに入る前に正しくペナルティエリアの処置をした球でプレーしなければストロークプレーでは失格となります。球がペナルティエリアに入ったことが95%未満の場合で捜索時間内に見つからない場合、暫定球がインプレーとなります。この場合、最初の1打目、暫定球はストロークと距離に基づく処置の1罰打を受けて3打目としてプレーしていることになり、次打が4打目となります。
2021.12.20回答 Mr.golfbaka
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