Ｑ＆Ａスタートホールで別のプレーヤーのクラブがバッグに入れられる

クラブの入れ間違いによる超過本数罰に関する質問です。
Ａがスタートホールのティーグランドで素振りをしたり準備をしている時に同伴競技者Ｂがウェッジで素振りやストレッチを行い、間違えて別Ａのキャディバッグに入れてしまいました。Ａはドライバーを抜く前にバッグの中身は14本であることを確認しています。5人乗り乗用カートに4人と共有キャディー1名です。
(1)ティーショットを終えてバッグに戻った時に自分のでは無いクラブが入っている事に気付きました。
(2)1番ホールグリーン周りでアプローチをしようとした時に気付きました。
(3)2番ホールのグリーン周りでＢがクラブが無いと言い出して確認すると自分のバッグに入っている事に気付きました。
上記の3つはそれぞれ罰はつきますか？

hika681bongさん

ご質問ありがとうございます！
規則では、スタート後に他のプレーヤーが誤って別のバッグにクラブを入れたような場合、そのバッグの持ち主のクラブ本数にはカウントしない、としています（規則4.1b(1)）。ご質問のケースはスタート前でしょうから、この規則はあてはまらないことになり超過クラブの罰を受ける、と単純に考えることもできますが、それでは理不尽なことも生じてしまうので状況を考慮すべきでしょう。
ご質問のケースのように、スタートホールでドライバーを抜きティーイングエリアで準備している間に他のプレーヤーに誤ってクラブを入れられた場合、プレーヤーには防ぎようがありませんので、それについて罰を課すのは妥当ではない、と思います。規則も、そのような事態を想定していないでしょうから、このような場合はフェアに裁定すべきです。
例えば練習場で誤って他の人にクラブを入れられ、そのまま気付かずにスタートした場合は裁定は異なります。この場合、スタートまでに時間もあり、クラブを確認することはできるはずなので14本を超えてしまっている場合は罰を受ける、とすべきでしょう。
というわけで、ご質問のケースではプレーヤーAに罰はない、と私なら裁定すると思います。

2021.11.25回答　Mr.golfbaka