rockpine

Q&A素振りで球に当たり、そのままプレーを続ける

同伴競技者が、つま先下がりの斜面から第二打を打とうとして素振りをしたら、ボールに触れほぼ真横のフェアウエーまで転がりました。「素振りで当たったのだったら一打罰で元の位置にドロップだよと」言うと(条件が良くなったので)「ストロークしたことにしてフェアウエーから打つよ」と返事か帰ってきて、フェアウエーから第四打を打ちました。今回はすぐそばに居たので素振りだと思い声を掛けましたが、離れたところからではわかりません。素振りかストロークかは本人しかわからないことで、同伴競技者の言い分を受け入れるほかないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
マッキーさん
ご質問ありがとうございます!
ご質問内容にあるようなセリフのやり取りからすれば、素振りで当たったことは明確ですから、そのプレーヤーは1罰打で元の場所にリプレースしなければなりません(規則9.4)。リプレースしないでそのままプレーすると誤所からのプレーの違反で2罰打(ストロークプレー)を受けることになります。インプレーの球を動かしてしまい、元に戻さなければならない場合に元に戻さずプレーしてしまった場合、球を動かした1罰打と誤所からのプレーの2罰打は重複せず、合計で2罰打とするのが基本ですが、ご質問のケースでは、プレーヤーは元に戻す必要があることを聞いており、違反に気付くことになっていると捉えることができます。違反と違反の間に『違反に気付く事』が介在した場合、罰は重複するという規則の解釈(オフィシャルガイド1.3c(4)/1)の例からすると、ご質問のケースではインプレーの球を動かした1罰打と誤所からのプレーの2罰打の計3罰打が課されるべき、ということになるでしょう。
言い分を受け入れるかどうか、という問題については規則とはまた別の問題となります。プレーヤーは正直であるべきで、プレーヤーが嘘をつく前提で規則は作られていません。ご質問内容にあるように遠くからでは本人しか分からない場合もあり、その場合は本人の言い分が通ることになるでしょう。それはプレーヤー本人が正直であれば何ら問題ないことなのです。もし嘘をついているプレーヤーがいたら? それはそのプレーヤー本人が一番分かっているはずです。
2021.10.21回答 Mr.golfbaka
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