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Q&Aコールオンを勝手にやると失格?

ゴルフ場によってはショートホールなどでプレーペース向上のため、先行組の全員がグリーンオン後に後続組に打たせる(コールオン)方式が推奨されていることがあります。
先日、競技に詳しい知人から「競技では競技委員の許可なくコールオンをやってしまうと競技失格になる」という話を聞きました。どうやら規則5.7に反するようです。
規則5.7を見ても具体的にどこが規則違反に当たるのかよくわからなかったので、解説をお願いいたします。
ひっきーさん
ご質問ありがとうございます!
規則5.7はプレーの中断についての規則で、基本的にゴルフはラウンドが始まったら終了までプレーを中断してはいけませんが、規則5.7aに記述されている通り中断が認められる場合もあります(委員会が中断とした場合、落雷の危険がある場合、など)。認められた状況でないのにプレーヤーが勝手に中断した場合は失格となります。では、どのような場合が中断したことになるか、というところですが、規則の解釈では、
・怒ってコースから立ち去った、
・委員会が認めていないのにハーフ休憩を長時間とった
・長時間雨宿りをした
といった例が挙げられています。具体的な時間は決められておらず、「規則5.6不当の遅延」(1回目1罰打、2回目2罰打、3回目失格)より長いと委員会が判断すれば中断とみなされる、といったところになります。
では、コールオンを勝手にやった場合はどうなのか? ということですが、全体的なプレーの進行を考えてやったのなら問題なしとすべきです。例えば、問題のショートホールに3組も4組も溜まってしまい、次のホールも空いているわけではない、という状況ならコールオンしても良いと思います。次のホールが空いているにもかかわらず、後ろの組に知人がいてそのショットを見たい、というような個人的な理由でコールオンをした場合は不当の遅延とみなすのが妥当と思います。
2021.09.28回答 Mr.golfbaka
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