Ｑ＆Ａティーイングエリアの外にティーアップしていることを教えること

いつも興味深く拝見させていただいています。
ある県単位のストロークプレーでの公式競技で、スタート時刻を正確に行うために、時計係をやっていました。（ちなみにルール委員ではありません）

１）その際、ある競技者がティーアップの場所が、ティーイングエリア内かどうかを聞いてきましたので、区域内であることを確認し、セーフと言いました。このことは問題ないのかどうか。
２）もし区域外にティーアップして、区域内かどうか聞かれた場合、その判定を行っていいのかどうか。
３）区域外にティアップしていて、聞かれないにもかかわらず、ストロークする前にその事実を伝えていいのかどうか。（アドバイスに当たるのかどうか）
４）もし区域外にティーアップしていて、（その事実を競技者に伝えず）競技者がそのまま区域外から打ってしまった場合、その事実を伝えて、打ち直しを要求するべきかどうか（その権限があるのかどうか）

以上のような場合、ルール委員を呼び出しその裁定を待つとスタート時刻通りに運用できないかもしれないのですが、どのようにするべきでしょうか。
大変長々と質問して申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

Dr.Kさん

ご質問ありがとうございます！
1、全く問題ありません
2、これも全く問題ありませんが、厳密に言うと外部の人が判断した結果が反映されるわけではなく、事実に基づいて判定されます。例えば、実際はティーイングエリアの外に出ている状況でプレーヤーが他の人に「これ大丈夫？」と聞いて、他の人が「出ていませんよ」と答えても、出ている事実は変わらない、ということです。このような場合は誤りに気付かずに終わってしまう可能性も高いのですが。
3、これも問題ありません（ゴルフ規則で言うところのアドバイスではありません）。戦略的なことを含むとアドバイスの違反になりますが、ただ単に規則違反しそうなところを指摘するのはアドバイスの違反ではありませんし、むしろ気付いたのなら指摘してあげた方が良いでしょう。例えば、カート道などからの救済で明らかにニアレストポイントがカート道の左側のはずなのに右側にドロップしているのを見かけたら、その誤りを指摘することも何ら問題ありません（ただし誤りを訂正することで罰を防げるのはドロップした球をプレーする前）。
4、「打ち直しを要求する権限」はありませんが、ストロークプレーでティーイングエリアの外からプレーしてしまったら正しい場所から打ち直さなければ競技失格ですので、プレーヤーは打ち直すしかありません。

2021.09.28回答　Mr.golfbaka