Ｑ＆Ａアプローチの球とパットした球が当たる

2人が同時に打った球が当たった場合の処置ですが、グリーン外からならそのまま有効にして、グリーン上では元の場所から無罰で打ち直しまでは理解していたのですが、先日1人がアプローチショットをしたところ、それより遠い距離のグリーン上のパットを打った球と当たってしまいました。この場合は2人とも無罰で打ち直しが良いのでしょうか、それともアプローチは当たった後の止まった場所から無罰で良いのでしょうか？

てっちゃんさん

ご質問ありがとうございます！
アプローチした球が動いている別の球に当たったわけですが、パットしたプレーヤーが故意に当てたわけではないでしょうから、規則11.2が適用されることはなく、規則11.1が適用されることになります。規則11.1では、球が偶然に人や物に当たった場合、罰なしで球はあるがままでプレーが基本としており、以下の場合のみ例外として扱うよう定めています。

・グリーン上で打った球がグリーン上で止まっている別の球に当たる（11.1a例外、2罰打で球はそのまま）
・グリーン上以外からプレーした球が、人や動物、物の上や中に止まる（11.1b例外1、罰はなくドロップまたはプレースで処置）
・グリーン上からプレーした球が人や動物、動かせる障害物（止まっている球、ボールマーカー、旗竿は除く）に当たる（11.1b例外2、罰はなく再プレー）

ご質問のケースはこれら例外には当てはまらないので、あるがままでプレーしなければならない、ということになります。

2021.09.21回答　Mr.golfbaka