Ｑ＆Ａ暫定球はナイスショット、最初の球は木の根元の場合

ティーショットが左に引っ掛かり、林に入りました。ロストの可能性があったので、暫定球を打ち、ナイスショットでした。初めの球を探したところ、見つかったのですが、木の根元でとても打てるところではなかったので、アンプレイアブルを宣言し、元の位置（ティーショット）に戻って打ち直そうとしたところ、同伴競技者から、A.暫定球を生かして、4打目からプレイと言われ、もうひとりからは、B.暫定球はあくまでもロストのためのもので、アンプレの状態を見て暫定球を選択はできないので、戻って打ち直しと言われました。どちらが正しいですか？

FUMIさん

ご質問ありがとうございます！
正しいのは、、、

Bさんです。暫定球をプレーした場合、【暫定球がインプレーとなる場合】（最初の球はインプレーではなくなる）と、【暫定球を放棄しなければならない場合】、を明確にしておくと良いでしょう。

【暫定球がインプレーになる場合】（規則18.3c(2)）
・最初の球がOB、または捜索時間内に見つからない（紛失）
・暫定球を『最初の球があると思われる場所』よりホールに近い場所からプレー
→これらの状況では暫定球がインプレーになり、最初の球はもはやインプレーではなくなるのでその後で最初の球をプレーすると誤球となります。

【暫定球を放棄しなければならない】（規則18.3c(3)）
・最初の球が捜索時間内にコース内で見つかる
・最初の球がペナルティエリアに入ったことが分かる（またはその可能性が95％以上）
→この状況では暫定球は放棄しなければならず、以降プレーすると誤球となります。アンプレヤブルやペナルティエリアの処置をした代用として使用することも認められません。

2021.09.09回答　Mr.golfbaka