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Q&A取り除くと球が動くであろうルースインペディメント

いつも楽しく勉強させていただいております。
規則15.1a例外1では、「・プレーヤーは、もし球が止まっているときに動かしていたらおそらくその球を動かす原因となっていたであろうルースインペディメントを故意に取り除いてはならない。」さらに、
「・プレーヤーがそうした場合、そのプレーヤーは1罰打を受ける。しかし、その取り除いたルースインペディメントをリプレースする必要はない。」とあります。
・この1打罰はルースインペディメントを取り除た時点で有効ですか?
・ここに記載されている「必要がない」とは動かしたルースインペディメントを戻してもよいと解釈してもよいのですか?
例えば、「ジェネラルエリアで球が葉っぱの上に乗っていたが、自分の球か確認できなかった。プレーヤーは球を確認する為に、マークして拾い上げた。自分の球だと確認できたので、元の箇所に球をリプレースしたが、その前に球の下にあった葉っぱを取り除いた。」
この例で、次のような状況だった場合、その処置は間違っていますか?
状況1:葉っぱを取り除いた状態で球をリプレースしてプレーした。・・・1打罰
状況2:球をリプレースする前に誤りに気が付いて、葉っぱを元に戻してから球をリプレースしてプレーした。・・・1打罰
状況3:球をリプレースしてから誤りに気が付いて、球を拾い上げて葉っぱを元に戻してから球をリプレースしてプレーした。・・・1打罰+1打罰(球を動かす)+2打罰(垂直誤所)ー1打罰(複数の規則違反)=3打罰
これらの状況では、「14.5a プレーヤーは、球をプレーする前であれば、誤りを訂正するために球を拾い上げることができる」を適用することはできるのですか? 以上よろしくお願いいたします。
マエストロモトさん
ご質問ありがとうございます!
ご質問内容にもあるように規則15.1a例外1では、球をリプレースする場所にあるルースインペディメント(球がある状態で取り除くと球が動くもの)を取り除くと1罰打を受けることを定めています。規則8.1cでは、8.1a(1)(2)に違反して「ストロークに影響を及ぼす状態」を改善してもプレーする前に元に戻せば罰を免れる場合を定めており、例えばプレーの邪魔になるOB杭を抜いたがプレーする前に元に戻した場合は罰はありませんが、ご質問のルースインペディメントの取り除きは規則15.1で扱っていますので、規則8.1cのように元に戻して罰を免れることはありません。従って、取り除いた時点で1罰打を受けることになります。元に戻しても1罰打は変わらないので、やってしまったらそのままプレーする方が良い、ということになるでしょう。
というわけで状況1、2は1罰打です。状況3はルースインペディメントを取り除いたことによる1罰打は受けますが、球は正しくインプレーになっているので、誤りを訂正する14.5は適用されず、その球を拾い上げてしまったわけですでのインプレーの球を拾い上げた1罰打(規則9.4)を受けることになります。葉っぱを元に戻すことで垂直距離的に誤所になるのなら誤所からのプレーの2罰打を受け、その場合は9.4の1罰打は省かれるので計3罰打、ということになります。葉っぱを元に戻すことで垂直距離的に誤所になるかどうか、ですが、葉っぱの厚みは極僅かなものでしょうから、場合によっては拾い上げる前の場所と垂直距離的に全く変わらない可能性もあり、その場合は計2打罰となるでしょう。
2021.08.28回答 Mr.golfbaka
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