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Q&A球を捜索する時間3分について

とあるホールのセカンド地点の状態が、左側にレッドペナルティーエリアがあり、それを越えると隣接ホールのセーフゾーン。セーフゾーンを超えるとOBゾーンといったホールにおいて、ティーショットがレッドペナルティーエリアに向かって飛んで行きました。セカンド地点は急な崖になっているため、その選手は球を探そともせず、規則17.1cペナルティーエリアにあるが、見つからない球に対する救済での処置を申し出て、別の球をインプレーにしました。
そこで質問ですが、球を捜索する時間3分というのは、
(1)球を打った本人が球を探さない意思表示をすると使わなくてもよい時間なのか、それとも
(2)必ず3分間探さなければいけないのか
ご教示願います。
ぼーいさん
ご質問ありがとうございます!
球探しの時間ですが、必ずしも3分間探す必要はありません。1分探して諦めても別に問題はありませんし、最初から探さないことにしても問題ありませんが、それによって最初の球がインプレーでなくなるわけではありません。また、ペナルティエリアに入ったことが「分かっているか事実上確実」でない場合に取れる処置は「ストロークと距離の罰に基づく救済(規則18.1)」だけです。ご質問のケースではどうだったのか、実際にところは分かりませんが、もしペナルティエリアに入ったことが確実(95%以上)とは言えない状態で、後方線上の救済やラテラル救済を受けたのなら、「ストロークと距離の罰に基づく救済を受けて誤った場所からプレーした」という扱いになります。つまり計3罰打を受けることになります。さらに誤所からのプレーの重大な違反の可能性も考えられます。後方線上やラテラル救済でなく、ティーショットを打ち直したのなら問題なく3打目をプレーしたことになります。
3分間を無理に使う必要はありませんが、球を探さない意思表示をしたとしてもプレーヤーの意思で放棄することはできないので、捜索の3分を使い切る前に球が見つかった場合は、その球でプレーを続けていかなければなりません。例えば、ティーショットで崖下に球を落としたので暫定球をプレーし、暫定球が良い場所に行ったら、最初の球は諦めて暫定球でプレーを続けたい場合もあるのですが、この時に、いくらプレーヤーが最初の球はプレーしない意思表示をしたとしても、暫定球がインプレーとなる前に他の誰かが最初の球を見つけてしまえば、暫定球は放棄してその最初の球をプレーしていかなければならなくなります。もちろん、その最初の球がプレー困難な場所にあるのなら、ストロークと距離の罰に基づく処置をとることはできるので、その場合は新たにティーショットを打ち直すことになります(最初の球が見つかった時点で暫定球は放棄しなければならず代用することはできない)。
2021.05.28回答 Mr.golfbaka
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