rockpine

Q&Aクラブがカート道路に当たる可能性が高い場合

カート道路に沿って穴が開いていて(スタンスもボールもカート道路には掛かっていない状況)すっぽりはまった場合、救済は受けられるのでしょうか。普通に降ればクラブの先がカート道路にぶつかる状況。

カート道路の脇のくぼ地にボールが止まりました。グリーン方向にカート道がある状況です。スタンスは掛かりません。ボールもカート道から5?位離れています。軽く降ればカート道には当たりませんが、強振すればカート道にあたる可能性が高い場合救済は受けられますか。
黒犬さん
ご質問ありがとうございます!
カート道などの動かせない障害物は、そこに球があったり、その障害物がスイング区域やスタンス区域の障害となる場合に罰なしの救済を受けることができる、というのが基本です。ご質問のような状況などで救済を受けることができるかどうかを考える場合、「スイング区域」とは何か? ということを理解しておくことが大事です。
「スイング区域」はバックスイングからフォローまで、つまりスイングの一連の動作において影響のある区域のことを指します。規則書では『~合理的に影響を及ぼすかもしれない~』といった表現をしており、当たる可能性があるような状況も該当することを意味しています。例えば、球を芯で捉えることができればカート道には当たらないが、5mmでもヒール寄りで打ったらクラブの先端がカート道に当たる、という状況ではスイング区域に障害が生じているとみなすのが妥当でしょう。では5cmほどならどうでしょうか? プロレベルの腕なら当たらずに打てる可能性は高いと思いますが、100%当たらないのなら障害はなし、1%でも当たる可能性があるのなら障害はあると考えるべきです。
例えば微妙な状況で競技委員(レフリー)に裁定を求めたところ『99%障害には当たらないから障害はなしで救済もなし』と裁定を下され、救済を受けずにプレーしたプレーヤーが思わぬミスをしてしまいカート道にクラブが当たってしまった、なんてことになったら裁定は間違っていた、となるわけです。
ご質問内容については、実際の状況を見てみないと正確には判断できませんが、強振すればカート道に当たる可能性が高い、というくらい近いわけですから、おそらく障害は生じている状況と考えられます。ただし、その穴?か窪地?かに球があり、プレーすることが不可能な状況(アンプレヤブルの処置を取るしかない状況)であれば、カート道からの罰なしの救済を受けることはできません。
2021.05.16回答 Mr.golfbaka
ページトップへ戻る