rockpine

Q&A動かしたり拾い上げたりしてリプレースしなかった場合の罰打

ジェネラルエリアの再ドロップ(正しい位置に止まったのに、拾い上げて再ドロップした)についての問題につきまして質問です。
解答は計2罰打(拾い上げの1罰、正しい位置にリプレースしなかった1罰)とありましたが、正しい位置にリプレースしなかったことは、誤所からのプレーで2罰打(14.7a)にあたりませんでしょうか。つまり計では3罰打とはならないのでしょうか。
TMさん
ご質問ありがとうございます!
救済を受けて正しくドロップして正しい救済エリア内に球が止まった場合、その球は正しくインプレーの状態となります。誤ってインプレーとなっている球については規則14.5aにあるようにプレーする前であれば拾い上げることができますが、正しくインプレーとなっている球については何か他の理由(別の障害が生じて新たに救済を受けるなど)がない限り、拾い上げることが認められません(グリーン上は除く)。正しい場所に止まったのに勘違いなどで拾い上げて再ドロップをしてしまった場合、何が起きたのかというと、「拾い上げが認められていないインプレーの球を拾い上げた」ことになります。フェアウエイにある球をうっかり蹴飛ばしてしまった場合と同じ扱いです。つまり、規則9.4で定めているように1罰打でリプレースしなければならないわけです。そしてそれをリプレースせずにドロップしてそのままプレーするとほとんどの場合、誤所からのプレーになります。誤所からのプレーは2罰打ですので罰打は計3打と思われるかもしれませんが、規則では、9.4に違反して球を動かしたり拾い上げ、リプレースせずに誤所からプレーして2罰打を受ける場合、動かしたり拾い上げたりしたことによる1罰打は重複しないことを定めています(ゴルフ規則詳説1.3c(4)、またはR&Aの規則の解釈1.3c(4)/C1)。
つまり、計2罰打の内容は「拾い上げの1罰+正しい位置にリプレースしなかった1罰」ではなく、「拾い上げの1罰打+誤所からのプレーの2罰打-拾い上げの1罰打=誤所からのプレーの2罰打」といった感じになります。
2021.05.13回答 Mr.golfbaka
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