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Q&A硬い砂の上に止まっている球は「砂の中の球」となるか?

規則14.2d(1)についての質問ですが、「砂の中の球」とは、例えば、硬いバンカーなどで、まったく砂にくい込んでいない場合も含まれるのでしょうか? バンカーやコース上のその他の箇所の砂の中に、少しでも砂にくい込んでいる、または、砂に覆われている場合が「砂の中の球」で、砂の上にある球は(2)の「砂の中以外の場所にある球」ともとられられるように思えたので質問しました。
元々、硬いバンカーの砂の上にあった球を、復元した砂の上にリプレースすると、柔らかい砂の上にあることにもなり、元のライと違うようにも思います。
規則勉強中さん
ご質問ありがとうございます!
そうですね、『規則の解釈』の中ではこの点について詳しい記述がありませんが、規則勉強中さんの解釈で良いと思います。規則書の文言で「砂の中の球」(ball in sand)としていますので、砂が固まっていてその上に乗っている場合は砂の上の球になると思います。固まった砂の上に球があれば、確認する時(規則7.1)はマークして拾い上げるだけでライを変えることもないでしょうし、14.2dはライが変えられた場合の規則なので砂の上の球について適用する機会はあまりないと思いますが、仮にそんなことがあった場合の処置を考えてみたいと思います。
例えば、バンカー内の固まった砂の上に球が止まり、同伴者の球も近くに止まりました。同伴者が先にプレーしたところ、プレーヤーの球の下の固まった砂も吹き飛び球を動かした、とします。この場合、プレーヤーの球が動かされた時にライが変えられたので規則14.2dを適用するわけですが、砂の中の球ではないので14.2d(2)にあるように、元の箇所からホールに近づかない1クラブレングス以内の同バンカー内で、元のライに最も似ていて元の場所に最も近い場所にプレースすることになります。つまり、その要件を満たす範囲に固まった砂の状態があればそこにプレースする可能性は高いですが、そのような場所がなければ固まっていない砂の上にプレースすることになるでしょう。
2021.04.15回答 Mr.golfbaka
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