Ｑ＆Ａ傾斜で素振りやアドレスした時に球が動いた場合の処置

傾斜のラフで素振りしたらボールが動いたり、アドレスをしたときボールが動いたときのペナルティと救済処置を教えて下さい。

アプローチさん

ご質問ありがとうございます！
ティーショットを終えてからグリーンに到達するまでの間、つまり球がジェネラルエリア、ペナルティエリア、バンカーにある場合、球が動いた時の罰と処置は
『球が動いた原因は何か？』
によって変わってきます。球が動いた原因は「プレーヤー（キャディ含む）」「プレーヤー以外の人や物など（外的影響）」「風や水など（自然の力）」の3つのうちのいずれかになります（マッチプレーでは相手も分けて4種類になる）。プレーヤーや外的影響が原因となるかどうかは、その可能性が95％以上なのか、によります。例えば、ご質問のケースのように素振りの際に球が動いた場合、球のすぐ近くをクラブヘッドが通り芝を削るような素振りをして、その瞬間に球が動いたのなら、素振りが原因の可能性は95％以上あると言えるでしょう。その時の状況を考慮してプレーヤーや外的影響が原因である可能性が95％に達しない場合、球は自然に動いたものとして扱います。罰と処置は以下のようになります。

・プレーヤーが原因の場合　→　1罰打でリプレース
・外的影響が原因の場合　→　罰なしでリプレース
・自然の力が原因の場合　→　罰なしであるがまま

以上が基本的な罰と処置ですが、捜索中の場合はプレーヤーが動かしても罰なし、グリーン上なら故意でなければ罰なしなど、例外もあります。

2020.09.25回答　Mr.golfbaka