Ｑ＆Ａホールアウトに気付かずに別の球をプレーしている時にアドバイスをする

いつも勉強させて頂いております。今回は規則6.5/1(ホールを終了したことを知らずに別の球をプレーした)と、規則6.3c(1)/1(単にその球をプレーした事に対する罰打)の優位性について教えて下さい。6.5/1ではプレイヤーの球がホールアウトしていた場合は誤球をプレーしても無罰と記載があります。一方6.3c(1)/1ではストロークがプレイヤーのスコアにカウントされない場合でも、インプレーの球にも適用されるので、練習ストローク、誤球、アドバイスは罰が適用される　と記載があります。例えばホールアウトを知らずにプレイヤーが暫定球をプレーしている時、他のプレイヤーに『それはアンプレヤブルにしたほうがいいよ』などのアドバイスした場合は、やはり無罰なのでしょうか？　要するに規則6.5は常に6.3c(1)/1に優先すると考えてよろしいのでしょうか？

規則書ラブさん

ご質問ありがとうございます！
6.5/1はプレーヤーが気付いていないだけで「ホールアウトしている状態」という点がポイントだと思います。つまり、扱いとしては「ホール間」と捉えた方が良いと思います。ですから誤球の罰はありませんが、アドバイスの罰は受けることになります。通常、関係しているプレーヤー全員がホール間に居ればアドバイスによる罰は次ホールのスコアに適用されますが、旧裁定集の考え方によれば、関係プレーヤーがまだホールをプレーしている途中の場合、そのホールのスコアに適用される（旧裁定8-1/14）、とあります。ご質問のようなケースでは、たとえホールアウトしている状態であっても当該ホールでアドバイスをしたプレーヤーが罰を受ける、ということになると思います。

2020.09.21回答　Mr.golfbaka