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Q&A中断中に自然に球が動いた場合の適用規則

中断中に動かされた球についての質問です。規則9の冒頭で「規則9はコース上に止まっているインプレーの球に適用し、ラウンド中と規則5.7aに基づくプレーの中断中の両方に適用する。」と規定されています。これによると、例えば中断中に自然の力が動かした球は規則9.3により罰なしに新しい箇所からプレーしなければならないと解釈できます。一方で、規則5.7d(2)は中断中に動かされた球(自然の力を含む)は元の箇所からプレーすることを求めています。この二つの規則は整合性が取れないと思うのですが、いかがなものでしょうか。
ご教示の程、よろしくお願い致します。
KENさん
ご質問ありがとうございます!
規則書では、異なる規則で相反する内容が定められている場合もありますが、ほとんどの場合、「例外」に何かしら記載されていたり、規則の解釈の中で「どのような場合にどちらが優先されるか」といった内容が解説されていたりします。しかし、ご質問頂いた規則9.3と5.7dの内容は、「例外」などの項目がなく、確かに困惑する部分かもしれません。私も、ご質問を拝見するまで特に意識していませんでしたが、結論から申し上げますと、プレーの中断中に自然の力が球を動かした場合、規則5.7dが規則9.3を優先し、動いた球はリプレースする、ということになります。「中断中に自然の力が球を動かした場合にリプレースする」という規則は、規則改正前から変わっていない部分ですが、改正前は規則9.3のような規則がありませんでしたので困惑することもなかったのかもしれません。規則9.3は漠然とインプレーの止まっている球が自然に動いた場合を扱っているのに対し、5.7dはプレーの中断中に(自然に動くことも含め)球が動いた場合を特別に扱っているので、プレーの中断中は5.7dが優先されることになる、と考えて良いかと思いますが、9.3に例外として記載される、または規則の解釈で追記されても良さそうな部分かもしれません。
2020.01.31回答 Mr.golfbaka
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