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Q&A『後方線上』と『後方延長線上』の違い

いつも勉強させて頂いてありがとうございます。
今回は『後方線上』と『後方延長線上』の違いについて教えて下さい。規則書ではペナルティーエリアやアンプレヤブル救済など、救済時のドロップ時は『後方線上』。規則10.2b(4)のキャディーがプレイヤーの後方に立つことの制限では『後方延長線上』。と書いてあります。貴殿は救済時のドロップ時も『後方延長線上』と使用しているようでありますが、個人的には『後方延長線上』はある程度の幅を持っていると考えております。『後方線上』と『後方延長線上』の違いについて考え方をお教え下さい。
規則書ラブさん
ご質問ありがとうございます!
私としては、特にゴルフ用語の定義で定められている言葉ではないので、意味が通ればどちらでも良いと考えていますが、確かに規則書の中では「後方線上」と「後方延長線上」とがあります。英語原文と訳を見てみると以下のようになっています。

Back-On-The-Line Relief
後方線上の救済

~ is based on a reference line going straight back from the hole through the spot of the original ball
ホールと元の球の箇所を結ぶ後方線上を通る基準線に基づく~

line of play or an extension of that line behind the ball
プレーの線(または球の後方延長線上)

an extension of the line of play behind the ball
プレーの線の球の後方延長線上

これらを見ると、救済の時は「後方線上」とし、プレーの線に関わる場合は「後方延長線上」と使い分けているのが分かります。規則書ラブさんのおっしゃる『ある程度の幅』というのは、プレーの線などを考えるときに「合理的な幅」を考えるので、その点については正しい捉え方だと思います。とはいえ、言葉自体にそういった意味があるわけではなく、規則の解釈としてプレーの線を考えるときは「合理的な幅」を考える、といった捉え方をした方が良いかと思います。救済の時は規則書上では「後方線上」となっていますが、意味としては「ホールと球(または基点)を結んだ線の球(または基点)の後方延長線上が基準線」と言ってもおかしくはないので、規則書上での言葉の使い分け、といったところかと思います。
2019.07.17回答 Mr.golfbaka
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