Ｑ＆Ａバンカー上方の積み芝にくい込んだ球

いつも勉強させて頂いております。
『地面に食い込んだ球』の救済で質問お願いします。ある試合のローカルルールで『バンカーの上方の積み芝に食い込んだ球について罰なしの救済は認めない』との記載がありました。『バンカーの上方の積み芝』とは具体的にどの場所でしょうか？　境界は何処になるのでしょうか？
ご教示宜しくお願いします。

ポン太ポンチさん

ご質問ありがとうございます！
バンカーのために作られた側壁は、そこが積み芝を切って作られていたり、また積んでいなくても芝を切ってアゴが作られていて、砂がない場合は、バンカー内の一部とはなりません。境界は砂が敷き詰められている部分とそうでない部分となります。従って、そのような側壁はジェネラルエリアであり、そこに球が食い込んだ場合は「地面にくい込んだ球」（規則16.3）の救済対象となります。しかし、そのような場所に球がある場合、救済の基点である球の直後から1クラブレングスでホールに近づかない範囲にジェネラルエリアがない場合が多く、その場合は罰なしの救済を受けることができないことになります。ただし、バンカーの側壁の端の方に球が刺さり、運良く1クラブレングス以内の横の方にジェネラルエリアがある場合は救済を受けることができる、ということになります。ご質問のような、この状況の救済を禁止するローカルルールは、運よく救済を受けられる状況を認めないようにしたものかと思われます。その意図は、バンカーの側壁に刺さった球が、その場所によって運の良し悪しで全く扱いが変わってしまうのを防ぐことにあるのかもしれません。

2019.06.09回答　Mr.golfbaka