rockpine

Q&Aニアレストポイントやドロップ範囲をマークすることについて

救済を受けて二アレストポイントを決めた時にマークする義務は無いとルールにはありますが、正確性並びに誤解を防ぐ意味でマークした方が良いしドロップ範囲を示す為にもワンクラブレングスのマークも共にした方が良いと思われますが。①二アレストポイントのマーク②ワンクラブレングスのマークに関してルール上の解説をお願いします。
t takahashiさん
ご質問ありがとうございます!
確かにマークするにこしたことはないですし、マークしておけば間違いの可能性は低くなるので推奨されることだと思います。しかし、新規則になっても”マークしなければならない”といったことにはなっておらず、つまり、マークしなくも正しい範囲にドロップすれば問題ないといった点については変わっていません。例えば、平坦なライで救済を受ける時に持っているクラブが次打で使う予定のアイアンの場合、ニアレストポイントはそのクラブを持って考慮した点で良く、そこから1クラブをそのアイアンを横に置くことで救済エリアを推定してドロップすれば、ほとんどの場合、正しい救済エリア内にドロップすることが可能です。傾斜があり、再ドロップの可能性のある場所に転がる場合や、ドライバー(または持っているパター以外の最も長いクラブ)で測る正確な救済エリアの端の方にドロップしたい場合などは、実際にドライバーを持ってくるべきでしょう。簡単に、そして明らかに正しい救済エリア内にドロップできるのであれば、マークしなくても良いと思いますし、その方がプレーのペースにも良いはずです。
ただ、後方延長線上の救済については、他の救済の時より基点をマークすることが大事になってくるかもしれません。旧規則では、後方延長線上にドロップするだけのシンプルな処置でしたが、新規則では後方延長線上に基点を決め、そこからホールに近づかない1クラブレングス(ほとんどの場合半円状になる)が救済エリアとなり、もし基点を決めないでドロップした場合、球が最初に地面に落ちた箇所とホールから等距離の後方延長線上に基点があるものとして扱われます。つまり、基点を決めずにドロップした場合は球が救済エリアの最もホールに近い場所の一部に落ちたことになるわけで、少しでも前に転がったら救済エリアの外に出たことになり再ドロップが求められるからです。「基点を決める」とうことが必ずしもマークする行為と決まっているわけではないですが(例えば指をさすだけで基点を決めることも不可能ではない)、ほとんどの人の場合、マークすることによって基点を決めることになるものと思います。そういった意味で、後方延長線上の救済時は特にマークを推奨しますし、規則書でも後方延長線上の救済に限り、ティーなどで示すべきである、としています。
ちなみに、規則の解釈の中では、「規則ではニアレストポイントを決めることを要求していない」といった記述があります。ただし、ニアレストポイント決めずにプレーしたことにより、結果として正しいニアレストポイントから得られる救済エリアの外にドロップしてプレーしていた場合は罰が課せられますよ、といったことを言及しています。
※『ゴルフ規則の解釈・(定義の)完全な救済のニヤレストポイント』参照(JGAホームページ内でドラフト閲覧可)
2019.01.22回答 Mr.golfbaka
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