rockpine

Q&A状態を元に戻して罰を免れるケース

境界物は動かしたり曲げたり壊してはならない8.1a(1)にあります。が8.1C(1)にストロークを行う前に復元すれば罰は免れる。とあります(以前のルールでは抜くことさえダメだったのですが、今回は改定されてます)。具体的にはどういった行動のことを言っているのでしょうか、お手数ですがお教えください。
よくわからないさん
ご質問ありがとうございます!
これは今回の規則改正の中で大きな変更点の一つだと思います。確かに2018年まではプレーに邪魔なOB杭は抜いた瞬間に2罰打、他にもスイング区域にある枝が邪魔だからと他の木に縛り付けたりしたら、その瞬間に2罰打が課されましたが、規則改正により、元に戻せれば罰は免れるケースができました。8.1cでは復元して罰が免れるものは、8.1a(1)(2)の内、他の物を使わずに修復できる場合に限っています。例を挙げれば・・・

【復元が認められて罰は免れる】
・スイング区域にある邪魔なOB杭を抜いたがプレーする前に元に戻した
・スイング区域にある邪魔な木の枝を他の木に縛り付けたが、プレーする前に元の状態に戻した

【復元は認められず罰は免れない】
・スイング区域にある邪魔なOB杭をクラブで退かしたら壊れてしまったので、プレーする前に接着剤を借りてくっつけて元に戻した
・スイング区域にある邪魔な木の枝を退けたら折れてしまったが、プレーする前に周りの木に引っかけて元の位置に戻した

類似していて混同しやすいのが『フェアにスタンスを取る』ときに改善をした場合です。今回の規則改正で定義”スタンス”の中に足だけでなく”体”も含まれましたので、『フェアにスタンスを取る』ということはフェアに(必要以上なことをせずに合理的な範囲で)足や体を位置させることを意味しており、その際に改善があっても罰はありません。例えば、木の真下に球があり、そのまま打とうとすれば木の枝を若干折ることになったとしても、そうすることでしか球に辿り着くことができない最小の改善の範囲でスタンスを取れば、その際に結果的にスイング区域にある枝が折れたとしても罰はない、ということです。これを必要以上にガツガツと木の下に入っていき、スイングしやすく改善すれば罰を受けることになります。ただ、この辺りの罰の有無の境は見極めが難しい場合も多いかと思います。
2019.01.11回答 Mr.golfbaka
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