Q:木の上で確認できない球について競技委員がルーリングの最中に球が落ちて確認できる状態になる 2015.10.24

第2打を打ったところ林の中へ打ち込んでしまいました。捜索したところ、2分ぐらいで木のうえに生っているボールを発見しメーカー名は確認できたのですが番号までは確認できません。そして近くにいた競技委員がルーリングの最中に突風が吹きボールが落ちてきて自分のボールと確認できました。その後の措置はどのようにすべきだったか教えてください。
よろしくお願いいたします。

柳林和則さん

回答
ご質問ありがとうございます!
自分の球であることが確認できたのが捜索開始から5分間以内であれば、その最初の球は紛失したことにはならないので、特に罰などはなく、その球でプレーを続けていくことになります。5分間を過ぎていたのであれば、その球はたとえ自分のものと確認できたとしても紛失球となっているため、規則27-1に基づき元の場所から1打罰でプレーしなければなりません。
ご質問のケースではたまたま風で落ちてきましたが、落ちてくることもなさそうで自分の球と確認できそうもない場合は『もし自分の球であればアンプレヤブルの処置をとる』ということを予め宣言した上で、木を揺すったり物を当てたりし、球を落として確認するのが良いかと思います。
ちなみに、競技委員を呼んだのが、『自分の球の可能性が高いが確認はできず、どのように処置すれば良いか』といった理由である場合、球探しの途中(たとえば2分経過時)に競技委員を呼んでいたとしても、球探しを中断する必要はないわけですから球探しの時間は継続して経過しているものと考えるべきで、捜索開始から5分間を中断せずに計測するべきかと思います。球探しの時間が中断されるケースもありますので、それについては以下の裁定例を参照していただければと思います。
裁定例・27/227/3

Mr.golfbaka