Q:猪の穴に球が入り紛失した場合 2018.03.04

先日、打ち下ろしのショートホールで私が打ったボールが猪の掘り起こした荒れた場所に埋まってしまいボールが無くなってしまいました。プライベートラウンドでしたので修理地扱いで代替えのボールをドロップして無罰でプレーしたのですが、正式なプレーではどのように処理すればよいのでしょうか?

福崎千穂さん

回答
ご質問ありがとうございます!
現状の規則では、猪の掘り起こした箇所は『異常なグラウンド状態(修理地、穴掘り動物・鳥類・爬虫類の作った穴や盛り土など、カジュアルウオーター)』にはあてはまらないため、球が見つからない場合、5分間以内に探し出せなければ紛失球として扱うのが基本となります。つまり、1打罰で元の場所から打ち直す、ということです。
しかし、その場所が”異常”と考えられるなら、競技委員会に修理地として扱うことができるか尋ねることは可能です。この場合、委員会の人がすぐに来ることができるのであれば呼んで確認すれば良いですし、すぐに来ることができないのであれば、規則3-3に従い、2つの球をプレーしていくことも可能です。2つの球をプレーする際は、次の行動に移る前に『2つの球でプレーすること』と『どちらの球でのスコアをカウントしたいか』を予めマーカーか同伴競技者に告げる必要があります。ご質問のケースですと、紛失球として前の場所からプレーしたりする前にそれらを告げなさい、ということです。それらを告げた後に、紛失球として処置したものと、修理地として処置したもの両方の球でホールアウトし、スコアカード提出前に委員会に報告します。この場合、修理地として処置した方をスコア採用したいと告げてプレーするはずですので、委員会によって修理地として認められればその球でのスコアが採用され、修理地として認められなければ、前の場所から打ち直した球でのスコアが採用されることになります。

Mr.golfbaka