Q:谷を越えたところにある人工物にあたり球が谷に落ちる 2018.02.27

白マークからの谷越えのティーショットでした。谷を越えた場所に、シルバーティーがありました。台形の人工的に作られたシルバーティーです。そこに弾かれて谷に入りました。前方のシルバーティーは、人工的に作られた台てす。その場合の適切な処理方法を教えて下さい。
以上、よろしくお願いします。

小口昭夫さん

回答
ご質問ありがとうございます!
ご質問のケースは、特別なことは何もなく球はあるがままでプレーすることになります。つまり、谷がOBならティーグラウンドから3打目を打ち直すしかない、ということです。ゴルフ規則では、球が人工物に当たることについては特に何も定めておらず、球が当たってもあるがままでプレーするのが基本です。
とは言っても実際には、球が携帯品に当たった場合、旗竿に当たった場合、など人工物に当たった場合の規則がいくつかあるのも事実ですが、それらは『人工物』という扱いではなく、あくまで『携帯品』『旗竿』『局外者』などといった扱いをした上での規則です。
そのような規則をいくつか挙げてみます。

・球が自分の携帯品に当たった
⇒1打罰でそのままプレー(規則19-2

・球が同伴競技者の携帯品に当たった
⇒罰無しでそのままプレー(規則19-4

・球がバンカーレーキに当たった
⇒罰無しでそのままプレー(規則19-1

といった具合です。ご質問内容にある人工的に作られたティーグラウンドは、恐らく簡単に動かせないものだと思いますので、ゴルフ規則上は『動かせない障害物』として扱います。つまり、カート道と同じ扱いです。そこに球が当たっても特に何もなく球はあるがままでプレーすることになりますが、ストロークする時に、球のライ、スイング、スタンス区域について障害となっている場合は救済の対象になります。
電線などの高架線については、ローカルルールで『そこに球が当たった場合は罰無しで再プレー』とする場合もあります。

Mr.golfbaka