Q：片手に他のクラブを持ってストロークする 2018.02.27
2年ぶり2回目の質問となります。片手に旗竿をもってパターをすることについての裁定は承知しているのですが、旗竿がウェッジやアイアンだとルールや裁定に違いはでてくるでしょうか？ 私は同じだと思うのですが・・・ご教授願います。
回答
ご質問ありがとうございます！
ストロークを片手で行い、もう片方の手で他のクラブ等を持つことは、それ自体では違反とはなりませんが、そのようにしたことにより”正しいストローク”が行われなかったり、また、プレーの手助けとなるような目的でそのようにした場合は違反となります。
”正しいストローク”とは、1本のクラブで、押しだしたりせず、クラブヘッドが瞬間的にだけ球に当たる（間接的の場合もある）ように打つことを意味します。もちろんアンカリングの規則にも抵触してはいけません。片手で正しいストロークを行うことは可能ですが、球の直後に置いたクラブをバックスイングをせずにそのまま前進させて球を転がしたり、また両手に持った2本のクラブを振って球を打った場合は”正しいストローク”とは言えず、規則14-1に違反したことになり2打罰を受けることになります。ちなみに、この場合、正しいストロークではありませんが、ストロークは有効で（カウントする）、球はそのままプレーすることになります（ホールインしたらホールアウトしたことになり2打罰）。
プレーの手助けとは、体を安定させる目的でクラブに寄りかかってストロークする、自分の体の向きを確認するためにクラブを胸の前に当てたままストロークする、といったケースをさします。この場合、本来のクラブの使用目的とは異なる方法で使用したことにより、規則14-3の『携帯品の異常な使用』にあたり罰を受けることになります。クラブは異常な携帯品（例えば練習器具など）ではないので、素振りの時にこのように使用しただけなら罰はありません。