Q:再ドロップについて 2017.12.02

ドロップを行うためニアレスポイントを決め1クラブレングス内にドロップを致しました。斜面の為、グリーンに近づかず、ニアレスポイントで決めた1クラブレングスの範囲外で止まりましたので、再ドロップを行っていました。ドロップは範囲内に落ち、止まったボールの位置はドロップした場所から2クラブレングス内はそこがインプレーのボールの位置だと話しましたが実際はどうゆうルールが正しいのでしょうか。
基本的な事かも知れませんが、どうしてもわからずにご質問し申し訳ございませんが宜しくお願い申し上げます。

irieさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ニアレストポイントを決めてドロップする際(動かせない障害物・異常なグラウンド状態など)、ドロップする範囲は1クラブレングス以内でホールに近づかない場所となります。救済を受ける場所がスルーザグリーンならドロップする場所もスルーザグリーン、バンカーならドロップする場所もバンカーとなります。そのドロップ範囲に落ちた球が規則20-2cに該当する場所に行った時は再ドロップとなります。その再ドロップ要件をまとめると以下のようになります

・ハザードに転がりこんだ場合
・ハザード内でドロップした球がそのハザード外に出た場合
・グリーンに転がり込んだ場合
・OB区域へ転がり出た場合
・障害などからの救済を受けた際、同じ障害のある場所に止まった場合
・最初に地面に落ちた地点から2クラブレングス以上転がった場合
・元の位置、ニアレストポイント、ウオーターハザードの限界を最後に横切った地点よりもホールに近い場所に球が止まった場合

以上の条件に何も該当しなかった場合、その球は再ドロップする必要無く正しくインプレーになっていることになります。2クラブレングス以上転がった場合については、球が地面に落ちた所から計測しますので、例えばニアレストポイントから1クラブぎりぎりの場所にドロップして2クラブぎりぎりまで転がって止まったら、ニアレストポイントから3クラブ近く離れる場合もありますが、他の再ドロップ要件に該当していなければ、その球はそのままプレーすることになります。
ご質問内容にあるようにニアレストポイントから1クラブレングスの範囲を出たからといって再ドロップしたのでは、上記再ドロップ要件を満たしていない(つまり正しくインプレーとなっている)可能性が高く、その場合、その球を拾い上げる理由もないのに拾い上げたことに対し規則18-2を適用することになります(リプレースすれば1打罰、誤って再ドロップしてプレーするとリプレースしていないことになるので2打罰)。

Mr.golfbaka