Q:グリーン上で偶然球を動かした場合に罰を受けないローカルルールについて 2017.10.19

2016年12/8付でR&AとUSGAが「パッティンググリーン上で球が偶然に動かされた場合の罰を排除する」との新しいローカルルールの導入について同日発表を行いました。との記事を確認しましたが、又、このローカルルールは2017年1月1日から競技会やコースを管理する委員会の任意の選択によって採用することが出来ます。JGAでは、2017年からすべての主催競技(予選も含む)でこのローカルルールを採用する方針ですとも記載してあります。

質問)
1.各ゴルフ場ごと上記の事について、ローカルルールを規定すれば正式な競技であっても罰を受けなくても良い事になるので しょうか? ローカルルールに規定がない場合は、従前通り1打の罰を受ける事になるのでしょうか?(携帯品サングラスが帽子から落ちて球が動いた場合など)
2.プライベートコンペなどの場合の処遇は、どうしたら良いのでしょうか? コンペ幹事としては大変気になるのですが・・
3.この規定は、グリーン上に限らずスルーザーグリーン上にも及ぶのでしょうか? 例えば、ボールをラフで探しているときなど偶然に蹴とばしてしまった時も無罰で良いのでしょうか?
    
以上、よろしくお願いします。

mtさん

回答
ご質問ありがとうございます!
1については、その通りで、正式な競技であっても、このローカルルールを採用すればグリーン上で偶然球を動かしても罰はないことになります。このローカルルールを採用していない場合は従来通りで、偶然であろうとプレーヤーが球を動かす原因となっていれば1打罰を受けてリプレースすることになります。
2のプライベートコンペについては、幹事の裁量で自由に採用すれば良いかと思います。私個人の見解としては、恐らくこのローカルルールは2019年の規則改正で新規則として採用されることになるかと思いますので(あくまでも予想の範囲ですが)、今からこの規則に慣れておいても良いかと思います。
3ですが、このローカルルールはあくまでも球がグリーン上にある場合のことであり、スルーザグリーンの球については適用されません。つまり、ラフで球探しをしている時に自分の球を蹴飛ばしてしまったら1打罰を受けることになります。

このローカルルールでは『偶然』という言葉を使用しており、これは『故意』ではない場合のことを意味しています。例えば、サングラスを落として球を動かしてしまった、素振りをしていたらクラブヘッドがたまたま球に当たってしまった、うっかり球を蹴飛ばしてしまった、といったケースでは罰を受けません。パットをミスして怒って故意に球を蹴飛ばした、ホールのふちに球が止まり同伴競技者に「OK」と言われたので思わずパターで球を自分の方に寄せてしまった、といった場合は罰を受けることになります。

Mr.golfbaka