Q:パターカバーを脇の下に挟んでプレーする 2017.06.28

競技会の中で、同伴の競技者がパターカバーを左脇下に挟み込みパッティングを複数ホールで行い、疑問に思いホールアウト後に本人に確認したところ、「カバーを置くところが無かったので脇の下に挟み込んでプレーをした」との説明が有りました。この場合、スイングの補助に当たるのではないかと疑問に考えます。本人の意思が尊重されるのでしょうか。その行為に於いてペナルティは無いのでしょうか。教えてください。因みに傍らにキャディも居て、雨降りでもなく、置くところが無いとは、私には奇弁に聞けてなりません。

三橋栄さん

回答
ご質問ありがとうございます!
本人がどのように言ったかが問題ではなく、どういう目的で脇の下に挟んで使用していたのかが問題です。もしそれが、買ったばかりの立派なパターカバーで、地面に置きたくないし、潰れるのも嫌だからポケットにも入れたくない、とかいう理由でそのようにしていたのなら、特に規則違反とはなりません。しかし、脇の下に挟むことによって腕の動きを抑えるなどしてストロークを安定させるような目的が少しでもあるなら規則14-3の違反となり、1回目は2打罰、2回目以降は競技失格となります。この場合、『携帯品の異常な使用』ということになります。
そのプレーヤーが、日頃から練習などでストロークを良くする為にそのような使用をしていたのなら規則違反として扱う大きな理由となるかもしれませんが、そのような事実が一切ないのであれば、「置き場が無いから」という理由が正当である可能性も考えられます。そのようなプレーに疑問を感じた時は、できるだけ早い段階でその理由をたずねてみるのがいいかもしれませんね。

Mr.golfbaka