Q:ローカルルールを利用してプレーを有利に運んだプレーヤーがいた場合の委員会の処置 2017.06.28

当クラブのショートホールでの出来事について適切な対応をお教え下さい。
180ヤードのショートホールですが、グリーンの右側に電磁ラインの入ったカート道があります。グリーンを右側に外したプレイヤーがしばしばカート道路上に球が止まります。当然救済を受ける場合、カート道の右側(グリーンより離れた)地点にドロップをするのですが、そこはかなり急な登り斜面の岩場でドロップも再ドロップ後のプレースも全く不可能な地形です。したがってカート道路上に白線をひき、さらにその白線より前後に矢印(↑↓)を記入しました。
↓印より手前のカート道路上のボールはグリーン手前のドロップゾーン。↑印より奥のカート道路上のボールはグリーン奥のドロップゾーン。さらにそのホールのカート道路上の球は上記ドロップゾーンよりプレーしなければならない。とのローカルルールを制定してプレーさせました。
ところが、あるプレイヤーはティーインググラウンドからのティーショットをパターを使い、ティーインググラウンドのすぐ脇、約5ヤード先のカート道路上にパターでショットして、「このホールのカート道路上は全て救済を受けられるはず」と言い、グリーン手前のドロップゾーンに球を持って行き、ドロップ後、アプローチで寄せてパーとしたそうです。競技終了後、その事実が分かって委員会に持ち込まれました。
競技委員である私は 規則1-4 公正の理念、及び規則33-7 委員会の自由裁量権により、そのプレイヤーを失格としました。それともティーインググラウンドのどこからのカート道路上の球がドロップゾーンを使えると明記しなかった委員会の責任でしょうか? 失格とした私のルーリングは正しかったのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

junkieさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ドロップゾーンを使うのは『普通に救済を受ければドロップする場所が“プレースも不可能な急な岩場の部分”となる時』というのが前提でのローカルルールかと思いますので、ドロップゾーンを使用する区間を設定して表示おくことは必要だったかと思われますが、その表示がなくても、常識的に考えればティーグラウンドから5ヤードの場所に止まった球がグリーン近くのドロップゾーンにドロップして良いことになることなどあり得ないことを、プレーヤーは理解できるとも思います。
junkieさんのルーリングが正しかったのかどうか、ですが、私個人としては判断し辛いところです。「ゴルフの精神」と考えればプレーヤーの行動は、委員会のミスにつけこみ不当にプレーを有利に運んだとみなし競技失格としてもおかしくないとは思いますが、プレーヤーは規則通りに処置したまで、と捉えることもできてしまいます。結局のところ、委員会が判断することであり、jnkieさんが委員会として競技失格と判断をしたのなら、それで良いのではないかと思います。

Mr.golfbaka