Q:誤った処置でプレーした場合の裁定 2017.06.06

いつも大変参考にさせて頂いております。裁定についての質問です。
ある競技で、自分はギャラリーとして最終ホールのグリーン奥から観戦していました。右にOBがあるホールで、カートがセカンド地点付近まで進んだ後、ティーグランドに戻っていきました。OBだったのかと思ってみていると、残っていて同伴競技者がセーフの合図。しかし当該プレーヤーは気がつかずティーグランドから打ってしまいました。その後、セーフだった初球をプレーしホールアウト。ティーグランドから打ち直した球は同伴競技者が拾い上げました。状況として、球を捜索してから5分経っていたかは判らない。ティーグランドから前に100y以上は進んでいた。本人、同伴競技者も善意としてセーフだった初球をプレーした。ルール上打直した球がインプレーだと思い、その球をプレーしなかった為失格だと思いますが、どのような裁定になるのでしょうか?
失格or罰打を付加してスコア提出。ホールアウトした後、プレーヤーに教えてあげた場合、打ち直した球をもう一度プレーしてホールアウトし、何打かの罰を付加してスコア提出する?
どのように裁定したら良いのか教えて下さい。

ayapapaさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ご質問の文面からすると、最初の球を探しに出かけて100Y以上も進んだ状況であることから、もはや暫定球はプレーすることはできないので、打ち直した球は3打目として即インプレーとなり、最初の球は紛失球となります。従って、そのプレーヤーは最初の球をプレーしたことにより誤球のプレーをしたことになります。次のホールのティーショットを打つ前でしたら、打ち直した球をプレーすることによって誤りを訂正することができます。打ち直した球は同伴競技者が拾い上げていたので返してもらい元の場所にリプレースしてプレーすれば誤球のプレーの2打罰だけとなります。もし、打ち直した球をプレーヤー自身が拾い上げていたのなら、球の拾い上げを認められていない状況で拾い上げているので1打罰でリプレースしてプレーすることになり、誤球の罰と併せて計3打罰を受けることになります(つまり次打が7打目となる)。誤りを訂正しないまま次のホールのティーショットをプレーしてしまったら競技失格となります。
ただし、当該プレーヤーが違反をしていることを知らないまま競技終了となった場合、規則34-1bにより、そのホールのスコアは提出されたものが採用されることになり、競技失格とはなりません。
この現場を目撃していた場合、最善策としては次ホールのティーショットをプレーする前に打ち直した球をプレーしなければならないことを伝えてあげることでしょう。

Mr.golfbaka