Q:池への転落防止のためのロープがプレーの妨げになる 2017.05.10

いつも拝見させて頂いております。
先日のプレーで、セカンドショットが池のすぐ端まで飛んでいきました。池には転落防止ロープが張ってあって、スイングができません。
@杭を抜いてサードショットをする。
Aスィングできるニアレストポイントにドロップをする。
杭を抜いたり、ロープを外したり時間と手間がかかりそうだったのでAを選択してプレーしました。どちらの方法が良かったのでしょうか? その他の方法があるのでしょうか。よろしくお願いします。

マッキーさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ご質問のような局面で考慮しなければならないことは、
1.球はウオーターハザード内にあるのか、外側(スルーザグリーン)にあるのか?
2.ロープは動かせる障害物なのか、動かせない障害物なのか?
ということです。ロープは、コース側や委員会が『動かせる障害物』あるいは『動かせない障害物』と明示していれば、それに従った扱いをしなければなりません。特に明示しておらず、簡単に杭を抜いて動かすことができるのであれば『動かせる障害物』、固定されたりしていて簡単に動かすことができないのであれば『動かせない障害物』として扱うことになります。
これらを基に起こり得るパターンを考えると、以下のようになります。

【球がウオーターハザード外にある・ロープは動かせる障害物】
ロープが邪魔なら取り除いてプレーすることができます。罰無しの救済で別の場所にドロップする、ということはできません。

【球がウオーターハザード外にある・ロープは動かせない障害物】
ロープが球のライ、スイング区域、スタンスにかかる場合、罰無しで救済を受けることができます(規則24-2)。ニアレストポイントから1クラブレングスのホールに近づかないスルーザグリーンにドロップしてプレーします。ロープを取り除くことは認められません。

【球がウオーターハザード内にある・ロープは動かせる障害物】
ロープが邪魔なら取り除いてプレーすることができます。罰無しの救済で別の場所にドロップする、ということはできません。

【球がウオーターハザード内にある・ロープは動かせない障害物】
ロープが球のライ、スイング区域、スタンスにかかっても、罰無しで救済を受けることはできません。ロープを取り除くことも認めらません。そのままプレーするのが困難であれば規則26-1により1打罰で救済を受けることはできます。

Mr.golfbaka