Q:ベアグラウンドにある球に対して構えるとスタンスがカジュアルウオーターにかかる 2017.04.21

カジュアルウォーターの処置についてお尋ねします。下記のような処置で大丈夫でしょうか?

            記
★冬場、ボールが木の枝の下の、乾いたベアグラウンドのところにあった。
★スタンスは日陰で、昨日降った雨が溜まっているところにかかった。
★スタンスがカジュアルウォーターなので救済を受けられる。

以上です

mtさん

回答
ご質問ありがとうございます!
異常なグラウンド状態(カジュアルウオーター、修理地、穴掘り動物・鳥類・爬虫類などの穴や盛り土/規則25-1)や動かせない障害物(規則24-2)については、球がそれらの上や中にある場合、スイング区域がかかる場合、スタンスがかかる場合、の何れかにあてはまる場合に救済を受けることができます(球がグリーンにある場合はグリーン上かつパットの線上にある障害も救済対象となる)。ご質問のケースでは球は救済対象の場所にないものの、スタンスがカジュアルウオーターにかかっているので救済を受けることができます。救済を受ける場合はニアレストポイントを決めてそこから1クラブレングスの範囲にドロップするわけですが、ニアレストポイントは、球のライ、スイング区域、スタンスの全てにおいて障害が生じていない場所でなければなりません。
ちなみに球がベアグラウンドにあるとか、ラフにあるとか、そういったことは関係なく、ひとまとめにスルーザグリーンの球として扱われますので、ベアグラウンドにある球について救済を受けようとした時にドロップ範囲がフェアウエイになることもあります。このように元の状態より都合のよいライに救済を受けることができる場合もありますが、単に幸運なだけ、といった考え方です。もし、球が木の根の間、あるいは岩場の間などに入ってしまい、そのままプレーするのが明らかに不可能と考えられる状況では、スタンスに異常なグラウンド状態や動かせない障害物などによる障害が生じていても罰無しの救済を受けることはできず、この場合、プレーヤーは1打罰を受けアンプレヤブルの処置をとるしかない、ということになります。

Mr.golfbaka