Q:何も表示されていない池の扱い 2016.12.06

ティーインググラウンドのすぐ前に3メートルほどの鯉の泳ぐ浅い池があります。その池にはウォーターハザードの黄杭、ラテラルウォーターハザードの赤杭や境界を示す線も引かれておりません。球がその池に入った場合、ラテラル・ウォーターハザードとして処置していいのでしょうか。コース側に聞いたところ、それは景観池で普通、球は入りませんし、ティーインググラウンドからティーアップして3打目として打って下さい、との回答でした。ローカルルールでも、そのような1つだけの救済は認められないと思うのですが、いかがでしょう。

junkieさん

回答
ご質問ありがとうございます!
規則33-2aの中で、委員会はウオーターハザード(ラテラル含む)の限界を明確に定めるよう定めていますので、その池がコース内(OBではない場所)にある限り、黄または赤の線や杭できっちりと限界を明示するべきですが、そのような杭や線がなくても、定義上、明らかにそれはウオーターハザードあるいはラテラルウオーターハザードであることは間違いないので、その池に球が入りそのままプレーすることが不可能な場合は規則26-1に従って処置することになります。ちなみにご質問の池はティーグラウンドの前方にあるとのことなので、限界を最後に横切った場所とホールを結んだ池の後方にドロップすることができるかと思いますので(規則26-1bの処置)、ウオーターハザードとして扱うのが妥当かと思います。ローカルルールというのは地域的な異常な状態に対応するためのものであり、規則33-8の中でも定めているように、特別な事情がない限りゴルフ規則を無視したり修正することは認めていませんので、junkieさんのご指摘通り、1つだけの処置しか認めない、ということはできません。恐らくコース側の認識としては、実際問題としてティーグラウンドの目の前の池に球が入った場合はティーグラウンドからプレーすることを選択するに違いない、といったところでしょうが、プレーヤーはそれに限らず他の選択肢を選んで処置しても規則的には問題ない、と思います。

Mr.golfbaka