Q:ウオーターハザードの処置の際にドロップすべき場所 2016.10.18

コースの左側がほぼラテラルで、水際がバンカーになっていて、ティーショットが池に入りました、最後に横切った個所からの処置で、2クラブ以内にドロップするときですが、そこはバンカーの中になります、この場合バンカーの中にドロップでいいのでしょうか、それともバンカーを避けたニアレストにドロップでしょうか?

ittiさん

回答
ご質問ありがとうございます!
そのラテラルウオーターハザードとバンカーは別のハザードかと思いますので、バンカーは考慮せずにラテラルウオーターハザードの処置として考えなくてはならず、その結果、2クラブレングスの範囲がバンカー内になるのなら、バンカー内にドロップすることになります。
ニアレストポイントを決めて処置する動かせない障害物などからの救済と混同しやすいのですが、異なる点を挙げると以下のようになります。

【動かせない障害物や異常なグラウンド状態からの救済】
・救済の基点・・・ニアレストポイント
・ドロップする場所
 元の球の位置がスルーザグリーンならスルーザグリーン
 元の球の位置がハザードならハザード内
 (※バンカー内の場合は1打罰でバンカー外の後方の選択肢もある)

【(ラテラル)ウオーターハザードからの救済】
・救済の基点・・・最後にその(ラテラル)ウオーターハザードの限界を球が横切った場所
・ドロップする場所・・・その(ラテラル)ウオーターハザード以外の場所

もちろん、どちらの場合も基点よりホールに近づかず、コース内(インバウンズ)でなければなりませんので、ウオーターハザード外だからといって無制限にどこでも良いわけではありませんが、ウオーターハザードの処置をとる場合はドロップする場所が他のウオーターハザード内やバンカー内、あるいは形状によってはグリーン上になることもあり得ます。このことはアンプレヤブルの処置についても同様で、スルーザグリーンの球についてアンプレヤブルの処置をとって、後方延長線上や2クラブレングスの範囲内にドロップすることを選ぶ場合(基点は球の位置)、ドロップする場所がハザード内やグリーン上になることもあります。ただしアンプレヤブルの処置の場合、バンカー内に球があったなら同バンカー内でなければならず、また球がウオーターハザードにある場合はアンプレヤブルの処置をとることができない、という点は異なります。

Mr.golfbaka