Q:球が動いている時にカラスが持ち去る 2016.07.29

同伴競技者のティーショットはナイスショットでフェアウェーセンターに飛びました。下り傾斜にバウンドして、転がり始めた直後、カラスが球をくわえ持ち去りました。同伴競技者はカラスが持ち去った場所から30ヤードは転がったはずと主張して、その場所にドロップしようとしました。ゴルフ規則裁定例19-1/6では犬にくわえ上げられた時その球があった箇所にできるだけ近い地点に球を罰なしにプレースしなければならない。と記載してあるので私はカラスが持ち去った場所にプレース、場所が特定出来なければドロップと主張しました。結局結論が出ないため、同伴競技者はティーグラウンドに戻り、無罰で打ち直すことになりました。正しい処置をご教示下さい。

junkieさん

回答
ご質問ありがとうございます!
裁定例19-1/6と同じケースですが、カラスが球を持ち去った場所はスルーザグリーンですので、球を持ち去った場所のできるだけ近くに球をドロップすることになります(規則19-1a)。30ヤード転がっていたであろう場所を推定してそこにドロップするのは規則19-1の注釈に該当する場合で、そこでは『局外者によってわざと方向を変えられたり止められた場合』としています。裁定例などの考え方からすると、人為的に”わざと”が該当するのであり、動物や鳥類の行動については19-1/6の考え方からしてみても”わざと”に該当しないことが分かります。

Mr.golfbaka