Q:前組のカートのタイヤに挟まり、そのカートが動きだした後にOB区域に転がって行った 2016.06.24

いつも参考にさせていただいています。セカンドショットが前のカートのタイヤとカート道に挟まって止まった時の処置について質問です。
Aさんがロングホールでセカンドショットを打ちました。ナイスショットで予想よりも良く飛び、グリーンをやっている前の組のカートのタイヤとカート道に挟まって止まりました。前の組はグリーンを終えた後カートに乗って次のホールに移動しましたが、挟まっていたボールはカート道の傾斜によって動きだし、OBゾーンで止まりました。この場合の処置はどうなるでしょうか? 19-1aを適用して「カート道の上の止まっていただろう箇所から二アレストポイントを決め、そこから無罰の救済を受ける」が正しいかと思いますがいかがでしょう? それともあるがままでOBとなり、セカンド地点から4打目となりますか?

タスクさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ご質問のケースは、まず打った球が局外者によって止められたわけですから、規則19-1が適用されることになります。つまり、罰無しで球はあるがままでプレーを続けるのが基本です。しかし、プレーする前に、そのカートが動いたことによって球が動いたわけですから、局外者によってインプレーの球が動かされたことになります。この場合に適用する規則は規則18-1となります。つまり罰無しで球はリプレースされなければなりません。というわけで、ご質問のケースでは、罰無しで球が止まっていたカート道上の場所にリプレースする、ということになります。もし、球のあった正しい場所が確定できない場合は規則20-3cに従い、元の場所にできるだけ近い場所(推定する必要がある)にドロップしなければなりません。
カートが動きだす前に球の場所まで行った場合、前組のカートは動かせる障害物でもあるので、カートを動かすことができます。この場合、規則24-1の『動かせる障害物』の規定に従い、カートを動かしたことによって球が動いた場合は罰無しで球をリプレースしてプレーすることになります。
つまり、どちらの場合でも、適用される規則は異なりますが「罰無しでリプレースしてプレー」が基本であることに変わりはありません。
もし、前組のカートに当たった球が(タイヤに挟まらずに)止まることなく、そのままOBに行った場合はOBの球として1打罰で元の場所からプレーしなければなりません。

Mr.golfbaka