Q:ウオーターハザードの杭を抜くと球が動く 2016.03.16

ウォーターハザードについて二つ質問です。
@球がハザード杭(黄色・赤色)に寄りかかっている場合、杭は動かせる障害物として抜くことが出来ますが、その際、球が動いたら無罰でリプレースで良いですか?〈R13-4 例外1(a)が適用できるような気がするのですが〉
Aそれとは逆に、抜こうとすれば抜けるのに動かせない障害物として救済を受けることが出来ますか? これは、球が杭に寄りかかってない場合で、少し隙間があり、抜いてアドレスするとスタンスが池の中になる場合ですが。

琢ちゃんさん

回答
ご質問ありがとうございます!
@については、ご質問内容にある通り、杭は動かせる障害物ですので杭を取り除いた時に球が動いても罰はなくリプレースすれば問題ありません。球が杭に寄りかかっているのでウオーターハザード内の球である可能性が高いわけですが、動かせる障害物については規則24-1の中で、球がウオーターハザード内にあることは関係なしにその取り除きを認めています(規則13-4例外1a中の障害物の取り除きは規則24-1を指していると捉えて良いと思います)。
Aは杭を動かせない障害物として見立てて良いか? ということになりますが、ゴルフ規則では動かせる障害物と動かせない障害物はどのようなものか、定義の中で決めており、プレーヤーの都合に合わせて扱いを変えるようなことは認めていません。ちなみに動かせる障害物は”人工物で、特別な労力を必要とせず、プレーを遅らせるようなことがなく、物を壊したりせずに動かせる物”で、それ以外の人工物は動かせない障害物となります。ウオーターハザードの杭は通常は動かせる障害物ですので、それを動かせない障害物と見立てて救済を受けることはできない、ということです。もし、杭を動かせない障害物として誤った救済処置をとってしまった場合、プレーヤーは認められてない状況でインプレーの球を拾い上げたことについて1打罰を受け球をリプレースしなければなりません(規則18-2)。そのままプレーした場合はリプレースせずに誤った場所からプレーしたことについて2打罰(この場合最初の1打罰は加算せず合計で2打罰)を受けることになります。

Mr.golfbaka