Q:アンプレヤブルの処置で2クラブレングス以内のドロップしたい場所にカート道がかかる 2015.12.27

質問なのですが、アンプレヤブルの処置でホールに近づかず2クラブレングスで左に動かすと芝が剥げていて打ちにくいので、右に動かしたいのですが、右側にはすぐ横にカート道があり2クラブレングス以内だとカート道に掛かってしまいます。この場合はカート道を飛び越えて2クラブレングスの位置でドロップしてもよろしいのでしょうか?ご回答よろしくお願いいたします。

鈴木忠美さん

回答
ご質問ありがとうございます!
アンプレヤブルの処置をとる時は、カート道などの動かせない障害物や異常なグラウンド状態による救済を同時に考慮してはいけません。ご質問のケースでは、右に動かしたい時にそこにカート道がかかるとのことですが、この場合、カート道にドロップすることになります。カート道ですから球は跳ねるでしょうし、落ちた箇所から2クラブレングス以上転がることも充分あり得ると思います。そのようにして再ドロップしなければならない箇所(規則20-2c)に球が転がって行って止まった時は再ドロップし、それでもまた規則20-2cで定める場所に球が行って止まった時は再ドロップした時に球が最初に地面(この場合はカート道)に落ちた箇所にプレースします。その後、カート道からの救済を受ければ良い、ということになります。
ただ、気を付けなければならないのは、アンプレヤブルの処置でドロップした球が再び同じ元のアンプレヤブルな場所に行って止まった場合、規則20-2cの再ドロップ要件には当てはまらず、球はあるがままの状態でプレーしなければなりません。つまり、プレー不可能なら更に1打罰を追加して再度アンプレヤブルの処置をとらなければならない、ということになってきます。カート道の傾斜具合などで再び同じ場所に転がって行って止まる可能性がある場合は充分気を付ける必要がある、ということになります。また、アンプレヤブルの処置をとってカート道に止まった球に対して、引き続き動かせない障害物からの救済を受ける場合、ニアレストポイントとそこから1クラブレングス以内のドロップ範囲が元のアンプレヤブルな状況の場所となってくる可能性もあるので、その辺りも気を付ける必要があります。もしそのようになる可能性がある場合は、たとえ芝が剥げていても左側にドロップした方が良い、ということになってくるかと思います。

Mr.golfbaka