Q:暫定球を打つことを勧めるのはアドバイスにならないか? 2015.11.24

競技会のブラインドホールにて、同伴競技者のティーショットがOBかどうか怪しいゾーンに飛び、ボールの着地点が確認できませんでした。プレーヤー本人は「大丈夫」と云って前進しようとしましたが、そこで、キャディさんではなく同伴競技者が「暫定球を打って行かれた方がいいんじゃないですか」と暫定球を勧めるのは、プレーヤーのプレー上の決断に影響を与えるような助言や示唆に当たり、アドバイスの違反かと思ったのですが、如何でしょうか? 見解をお聞かせいただけたらありがたいです。よろしくお願い致します。

きんぞうさん

回答
ご質問ありがとうございます!
過去のご質問の中にも同様の質問がありますので、その回答を以下に掲載します。

アドバイスの違反となる”プレー上の決断”とはスコアに影響するような戦略的な内容のことをさします。例えば、どのよう球筋で攻める、どこを狙う、あるいは救済を受けた方が得策か、等といった内容が該当します。暫定球を打っておくべきかどうかは、最初の球がOBか紛失の恐れが考えられるためのプレー進行の問題上での助言と言えますので、”プレー上の決断”とはならず違反ではない、ということになるかと思います。
以下に紛らわしいケースを挙げてみます。
・救済方法が良く分からないプレーヤーに正しい救済方法や救済の選択肢にどういったものがあるか教えた
 →罰無し
・救済方法が良く分からないプレーヤーに正しい救済方法や救済の選択肢にどういったものがあるか教え、どの選択肢が最も有利にプレーできるか教えた
 →アドバイスの違反
・救済が受けられるかどうか分かずに困っているプレーヤーに「そういう時は第2の球をプレーした方がいいよ」と教えた
 →罰無し
・救済が受けられるかどうか分かずに困っているプレーヤーに「そういう時は第2の球をプレーした方がいいよ」と教え、更にどちらの球をスコア採用の上で優先した方が良いか教えた
 →アドバイスの違反
・木の根元に球があるプレーヤーにアンプレヤブルの処置をとってプレーすることができることを教えた
 →罰無し
・木の根元に球があるプレーヤーにアンプレヤブルの処置をとった方が良いと教えた
 →アドバイスの違反

Mr.golfbaka