Q:パターヘッドにボールマーカーがくっついてしまう 2015.10.12

LPGAのステップアップツアーをTV観戦していたところ、マークしてボールをピックアップした後、どのような行為があったかは分かりませんがパターヘッドにマーカーが貼りつくという事象が発生しました。競技委員の裁定は無罰で元の位置にマークを戻すというものでした。2009年の関西オープンでは、マークの上での素振りでマグネット式のマーカーがパターヘッドに張り付きマークの位置が動いてしまったため、マークをもとの位置と思われる場所へリプレースしてパターを決め、そのホールのスコアとしてスコアを提出したため、過小申告で失格になったと記憶しています。ルールの解釈に違いがあるのでしょうか?

Mr.Rule MANさん

回答
ご質問ありがとうございます!
ボールマーカーを動かしてしまった場合、基本的には1打の罰を受け、元の場所に戻さなくてはなりません。しかし『球の拾い上げとマーク』について定めている規則20-1では、球をマークして拾い上げたりリプレースする際に、その行為が直接的な原因で球やボールマーカーを動かしてしまっても罰はない、と定めています。そして裁定例では、球をマークして拾い上げた後、ボールマーカーを押さえつける行為も、球の位置をマークする行為に結び付けられる、といった考え方を示しています。
ご質問にあるLPGAの試合の詳細がどうであったのかは分かりませんが、罰無しと裁定したということは、ボールマーカーを動かした原因が上記のようにボールマ―カーを押さえつける行為であったのかもしれません。
参考裁定例・20-1/5.520-1/6

Mr.golfbaka