Q:フォローでスプリンクラーにクラブが当たりそうなため、パターに持ち替えた時に救済を受けることができるか 2015.10.11

8月28日付のフォローで排水溝に当たりそうな時の救済についてスイング範囲が救済の対象になるとの判断でした。スプリンクラーの栓等が球のすぐ近くに有り、クラブを振ると当るかもしれない時パターでころがす事を選択しましたがこの時も救済を受けられますか? 球のすぐ前に栓等が有りフォローで当るかもしれない時パターでころがすと球のラインが栓などにかかるわけです。救済が可能でしょうか?

t.takahashiさん

回答
ご質問ありがとうございます!
『ウエッジを使ったアプローチをするとフォローでクラブがスプリンクラーに当たる可能性があるからパターで転がすことを選択した』といった状況を想像しますが、この場合、パターでプレーすることによってスイング区域には障害がかからなくなった、と考えられます。またプレーの線上に障害がかかる場合は、球と障害の両方がグリーン上にある場合のみ救済対象となりますので、球がグリーン外にある時は障害が生じたことにはなりません。従って、ご質問のケースではパターでプレーすることを選択した場合、救済は受けられない可能性が高い、というわけです。少々難しいところですが、パターでプレーすること自体が救済を受けられない原因となるわけではなく、パターを選択することによって障害がかからない状態になった、という点が重要です。ですので、可能性は低いでしょうが、パターを選択した後もフォローでスプリンクラーにクラブが当たるようであれば障害は生じていることになり救済を受けることができます。
動かせない障害物や異常なグラウンド状態から救済を受けようとする場合、元の状態にある球に対して、プレーヤーがどのようなクラブでどのような方向にどのようなスタンスでどのような打ち方でプレーするのか、それらを考慮した上で障害が生じるようであれば救済対象となります。同じような状況であっても、その時々で救済を受けられる状態もあればそうでない時もある、というわけです。

Mr.golfbaka