Q：紛失した付近から暫定球をプレー、その後最初の球が見つかる 2015.09.24
2打目が左に引っかかりワンペナの方向に行った様ですが入ったと思われる付近にボールが確認できずローカルルールとして、ワンペナになったと思われる付近から、ロスト扱いで暫定球を打ちました。遥か先のカート道路の脇のノーペナルティーの場所で最初のボールを発見しました。このボールをインプレーのボールとしてプレーをしましたがこの判断で良かったのでしょうか。
回答
ご質問ありがとうございます！
まず、ワンペナ区域についてですが、ウオーターハザード（ラテラル含む）以外でワンペナの区域を作ることはゴルフ規則では基本的に認めていませんので、前進4打などと同じプレー進行のためのゴルフ場が独自に設けたローカルルールということかと思います。そこに球が行った場合の処置はここでは置いておくとして、そのワンペナ区域がウオーターハザードであったとしてみます。
2打目がウオーターハザードの方に行き、ウオーターハザードの外で紛失している可能性があると考えられれば暫定球をプレーすることができますが、それは最初の球を探しに行く前でなければなりません。ご質問のケースでは球が行ったと思われる地点まで進んでいるので、もはや暫定球をプレーすることは認められない、というわけです。この状態で他の球をドロップした場合、最初の球が見つかっていないわけですから規則27-1に従い（OBや紛失球と同じ扱い）ドロップしたものとみなされます。この場合、元の場所（第2打をプレーした場所）にドロップすることを規則は求めていますので誤所にドロップしたことになります。つまり規則27-1の1打罰と誤所からのプレーの2打罰で計3打罰を加えることになりますので、暫定球のつもりでプレーした球は6打目でインプレーということになります。もし、その場所が第2打地点より遥か前方で、誤所からのプレーの重大な違反ということになれば、第2打地点に戻って6打目を打ちなおさなければなりません。最初の球は、別の球をドロップした時点で紛失球扱いになるので、その後で見つかってもプレーすることはできません。6打目としてインプレーになった球をホールアウトする前に最初の球（既に紛失球）を打ったとなると、更に誤球の2打罰が加わることになります。